Asia Pacific (Japanese)

フェデックス、輸入プロセスを改善し物流効率を向上する共同出荷ツールを提供開始

新たなデジタルソリューションが輸入者と荷主のシームレスな連携を実現し、貨物の可視化と集荷の効率を向上

Collaborative Shipping Tool

シンガポール、2025年2月19日—フェデラル エクスプレス コーポレーション(米国:以下、フェデックス)は、航空貨物運送状(AWB)の作成時に輸入者と荷主の間でのシームレスな連携を実現し、お客様の輸入プロセス簡素化と、国際物流における効率を向上させる、「共同出荷ツール」の提供を開始します。[1]

2025年の世界の貿易取引量は3%増加し、アジアの輸入は5.1%増加すると予測されていますが、[2]国際貿易センターの調査によると、世界中の輸入者が直面する主な課題の一つに集荷漏れと貨物の可視性の欠如が挙げられています[3]。このような非効率性は事業運営にも影響を与えることから、共同出荷ツールのようなデジタルソリューションの必要性を浮き彫りにしています。

本ツールで、輸入者は航空貨物運送状(AWB)の作成プロセスを荷主と共有でき、荷主は出荷の詳細を確認し、準備状況に基づいて集荷のスケジュールを設定することができます。この連携機能により、貨物の集荷成功率を向上させ、輸入プロセスの効率化を実現することが可能です。

フェデックスのアジア太平洋地域 マーケティング&カスタマーエクスペリエンス担当上級副社長のサリル・チャリは、次のように述べています。
「グローバルサプライチェーンがますます複雑化する中、企業は競争力を維持するためによりスマートな物流ソリューションを採用する必要があります。フェデックスは、デジタル活用でお客様が課題を予測し、変化する市場に対応できるように支援を続けます。共同出荷ツールは、輸入者と荷主のシームレスな連携を促進し、企業のサプライチェーンの最適化と効率化を可能にします。我々は、輸入のプロセスを簡素化することで、単に輸送業務を改善するだけでなく、物流の未来を形作っているのです」

共同出荷ツールの主な利点は以下の通りです。

シームレスな連携と柔軟性の向上– 輸入者は航空貨物運送状(AWB)の作成プロセスを荷主と共有でき、荷主は荷物の詳細を確認・編集し、都合に合わせて集荷日時を指定できます。これにより、貨物データの正確性が向上し、集荷の成功率が全体的に高まり、出荷の遅延が最小限に抑えられます。

可視性の向上– 輸入者は集荷のプロセスをリアルタイムで把握でき、貨物に対するより高い透明性と管理が確保されます。

ユーザーエクスペリエンスの向上 – 本ツールはシンプルで直感的に設計されており、輸入者と荷主の双方にとって輸入プロセスがより容易かつ効率的になります。

共同出荷ツールは、アジア太平洋、欧州、米国、カナダ、中東、インド亜大陸、アフリカなど、世界各地のフェデックスで輸入を行うお客様が利用でき、世界中の荷主とのシームレスな連携を可能にします。この追加的機能は、FedExインポートツールなどの、輸入貨物の管理に必要なあらゆるオプションをお客様に提供することで、輸入プロセス全体を簡素化する既存のデジタルソリューションを補完するものです。 これらの取り組みは、お客様の輸入体験を向上し、全体の物流効率を改善するというフェデックスのコミットメントに基づくものです。

共同出荷ツールの詳細は、こちらをご覧ください。

[1] この連携配送ツールは現在、アジア太平洋地域、欧州、米国、カナダ、中東、インド亜大陸、アフリカで利用可能です。利用規約が適用されます。
[2] 世界貿易見通しと統計(2024年10月) | WTO
[3] (PDF)国際貿易における物流のリスク測定に関する研究:RCEP参加国のケーススタディ