Asia Pacific (Japanese)

若き起業家がFedEx/JA インターナショナル・トレード・チャレンジの 国際大会に日本代表として参加

6名の高校生が、国際大会でアジア太平洋地域の他の国・地域から参加する学生と協働し、革新的かつ創造的なビジネスアイデア披露する機会を得る

フェデックス コーポレーション(NYSE: FDX)の子会社のフェデックス エクスプレス(以下、フェデックス、所在地:東京都江東区)および公益社団法人ジュニア・アチーブメント日本(JA)は、ビジネス アイデア コンテスト 「フェデックス/ジュニア・アチーブメント インターナショナル・トレード・チャレンジ(以下ITC)の、日本代表チームの最終選考会となる国内大会を7月18日(日)に開催しました。この大会で選出された以下3チームの学生6名が、日本代表としてITC国際大会(2021年8月にオンラインにて開催)に臨みます。

優勝:チームHiroo pines、平松 彪悟(ヒラマツ ヒュウゴ)、高松 立(タカマツ リュウ)/広尾学園高等学校

パキスタンの治安問題と人々の生活に影響を及ぼす気候に着目した、セキュリティ機能を備えた晴雨兼用傘を提案。傘の持ち手にある機器を操作することでスマートフォンのアプリが連動して、警備会社に通報できる商品。商品の価格設定ではパキスタンイスラーム共和国大使館の職員の方々にヒアリングを行ったことが評価された。

2位:チームBrrrr 小島 丈生(コジマ ジョー)、塩津 凱人(シオツ カイト)/広尾学園高等学校

パキスタンの気候と頻繁に起こる停電問題に注目し、ソーラーパネルと冷却機能を付け、飲み物や食べ物を冷やしておけるバックパックを提案。

3位:チームEmerald、バーニアー翔(ショウ)、バーニアー理咲(リサ)/アメリカン・スクール・イン・ジャパン

蚊に刺されることで発生するマラリアなどの感染防止を目的とした、全身を覆うことができ、虫刺されから守る素材を使用した子供向けの軽量・速乾スイムスーツを提案。

今年は2008年の開始以来、最も多くの生徒がプログラムに参加しました。また、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により2回目のオンラインでの開催となりました。オンラインで開催することにより、例年プログラムが開催される東京以外の地域に住む生徒を含む、より多くの生徒の参加につながりました。参加生徒は今年、「パキスタンを対象としたファッション製品」というテーマに取り組み、72チーム(1チーム学生2名)が市場参入戦略を生み出す革新的なビジネスアイデアを提出してエントリーしました。18日には書類選考を通過した8チームが、フェデックスや教育機関、その他の産業セクターの審査員に対して、アイデアと戦略についてのプレゼンテーションを行いました。

国内大会で選出された6名は、同じくオンラインで行われる国際大会に招待され、9つの国・地域(中国、香港特別行政区、インド、インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、ベトナム)の学生たちとランダムにペアを組み、別の課題に取り組みます。ランダムにペアを組むことで、国籍の異なる学生同士がより豊かな経験を共有し、地域を超えた視点でアイデアを出し合います。フェデックスの従業員は、国内大会に向けて参加チームのメンターとなり、ビジネスプランの立案やプレゼンテーションの準備などの効果的な方法についてアドバイスを提供し、サポートしました。

日本国内大会の審査員を務めたフェデックスの営業部マネージング ディレクター、ケン・マクマーンは、次のように述べています。

「我々は、ジュニア・アチーブメントとともにITCに参加する生徒の皆さんをサポートできることを大変誇りに思います。当プログラムを通じて、生徒さんは経済発展への理解を深め、国境を超えたつながりを築くことができるでしょう。 今年も生徒さんの新しいアイデアに期待しています。 本プログラムは、国際貿易について学び、ビジネス思考や協調性を磨いて、グローバルなコミュニティで将来のリーダーとして成功することを志す若い起業家の皆さんへの理想的なプラットフォームだと確信しています。」

2020年、新型コロナウイルス感染症拡大による経済的な影響にもかかわらず、日本の新法人設立数は例年と同じレベルで推移しました。それには多くのスタートアップ企業が、消費の新たな波を見いだしていると考えられます。[1] 継続的な起業家精神の高まりの中、 ITCは、独自のビジネスアイデアを開発する学習の機会を提供することで、若者を鼓舞し続け、生徒の国際貿易に関する知識の幅を広げ、アジア太平洋地域の他の学生と交流する機会を提供し、将来の可能性を広げます。

入賞したチームの生徒は次のようにコメントしました。「このプログラムに参加する前は、ビジネスについてあまり知識が無かったので、良い学びの経験になった。ファイナリストは素晴らしいビジネスアイデアとプレゼンテーションばかりだったので、入賞することができて嬉しく思っている。」 また、2回目の参加を果たした生徒は「2回目だからこそ、このプログラムで多くを学ぶことができた。今回の参加者は来年の大会に参加することをぜひ勧めたい。」と述べました。

フェデックスは、地域社会への還元に力を入れ、2023年の会社創立50周年までに、世界中の5,000万の人々に良い影響をもたらすことを目標とする「フェデックス・ケアズ50 by 50」に取り組んでいます。フェデックスのビジネスやロジスティクスに関する専門知識とチームメンバーの情熱によって、世界の問題解決に貢献することで、この目標を達成します。フェデックス・ケアズ 50 by 50の詳細については、こちらで英文の記事をご覧いただけます。

フェデックス/ジュニア・アチーブメント インターナショナル・トレード・チャレンジ について

2008年以降、フェデックスは、 起業家精神の理解促進とグローバルな考え方の醸成を目指し、若者の教育と刺激のために、日本でのフェデックス/ジュニア・アチーブメント インターナショナル・トレード・チャレンジ(ITC)の開催を支援しています。このプログラムは、チームでの実習と座学を通してビジネスの知識をつけることを目的として組み立てられました。プログラムでは、ワークショップ、ITC国内大会、ITC国際大会という3つの活動が行われます。これまでに、日本では1,000名以上の学生がプログラムに参加し、78名が国際大会に日本代表として出場しました。

[1] 東京商工リサーチ20215