Asia Pacific, Middle East & Africa (AMEA)

60人の学生起業家が国際ビジネスに関する革新的な見識を紹介

韓国とベトナムの学生がインターナショナル・トレード・チャレンジ2018アジア太平洋地域大会で優勝

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香港発 – 8月16日 ビジネスアイデア・コンテスト「フェデックス/ジュニア・アチーブメントインターナショナル・トレード・チャレンジ2018 (略称):ITC」のアジア太平洋地域大会が8月16日にシンガポールで行われ、韓国とベトナムの学生起業家チームが最優秀賞に輝きました。

今年の大会で各チームは、高齢者向けの健康増進製品をフランスに輸出する市場参入戦略を発表しました。チームRatoonの韓国のSeungwon LeeさんとベトナムのDuong Ha Anhさんは、身体バランス力を図り、危険を察知した際に警告することで転倒を防ぐ、フランスの高齢者向けのウェアラブルデバイスを発案し、他の29チームを抑えて勝利しました。

今年はアジア太平洋地域の10の国・地域(オーストラリア、中国、香港、日本、マレーシア、フィリピン、シンガポール、韓国、タイ、ベトナム)から60人の学生が大会に参加しました。文化の枠を超えたアイデアの交換を促すため、参加者はランダムにシャッフルされ、異なる国・地域の相手とペアを組む混成チームでの対抗戦を行いました。

チームRatoonのSeungwon LeeさんとDuong Ha Anhさん は「大会のレベルとビジネス提案の質が共に高く、私たちの提案が栄冠を手にしたことは未だに信じられません。各地域から参加した優秀な学生たちと競い合う、こうした機会をいただけたことに心から感謝します。この大会は、私たちに実社会の経験を身につけさせてくれただけでなく、起業家になる夢を追い求める上でより大きな自信へとつなげてくれました」と語りました。

香港のTerry YungさんとタイのDalilah Katherine BridgesさんのチームTeilahは、AIテクノロジーを搭載し、高齢者との話し相手になるロボットペットを提案して第2位を獲得しました。このロボットペットは高齢者の救急搬送時に家族への連絡を取ることができる機能も付いています。3位に選ばれたのは、フランスの高齢者が精神的に活発でいられるよう、高齢者向けケア・パッケージを提案した、シンガポールのHan Kyeolさんと香港のPhilippe-Hari de MannyさんのチームWrinkleです。パッケージにはパズル、鉢植え、さらに励ましの言葉の数々が含まれています。

「フェデックス/ジュニア・アチーブメントインターナショナル・トレード・チャレンジ」は、フェデックス・コーポレーションのグループ会社であり世界最大級のエクスプレス輸送会社であるフェデックス エクスプレスと、ジュニア・アチーブメント・ワールドワイドのメンバーであるジュニア・アチーブメント・アジア太平洋地域によって共催されています。このプログラムは、実用的で実行可能なビジネス提案の作成という課題を通じて、高校生のグローバルビジネスに対する知識を高め、次世代の起業家として育成することを目的としています。

フェデックス エクスプレスのアジア太平洋地域社長のカレン・レディントンは次のように述べました。
「フェデックスが最も得意とするところは、世界中のビジネスをつなぐことです。フェデックスが、次世代の起業家の発掘と意欲付けを促進するこのプログラムの一翼を担うことを光栄に思います。このプログラムを通じて、学生たちがグローバルな考えを抱き、最初はどんなに小さなビジネスアイディアであったとしても、それを自国市場から外の世界に広げたいと熱望する人には常に機会があると知ってもらえることを願います」

ジュニア・アチーブメント・アジア太平洋地域社長であるヴィヴィアン・ラウは、次のように述べています。「フェデックス/ジュニア・アチーブメントインターナショナル・トレード・チャレンジは、これまでも若手起業家に、既存の枠にとらわれない発想ができるよう影響を与えることを目的としてきました。彼らの優れた提案を見て、今年もまたその目的を達成できたと実感しており、とても嬉しく思います。このプログラムは、彼らの胸躍る起業家への道のりの始まりにすぎませんが、これにより起業家を志す若者が、夢を追うために必要なビジネスの知識とスキルを身につけることができるのです」

今年で12回目を迎え、本プログラムの規模は著しく拡大しています。2007年には3つの国と地域から295人の学生が参加しましたが、今年は10の国と地域から2,700人以上もの学生が参加しました。