Asia Pacific, Middle East & Africa (AMEA)

フェデックス、新たな上海国際エクスプレスおよび貨物ハブが アジア太平洋地域のお客様への輸送能力を拡大

最先端の設備を誇る新施設を活用し、お客様に海外市場へのアクセスを提供

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香港発 - 1月8日(月)、国際総合航空貨物輸送会社であるフェデックス エクスプレスは、同日に上海国際エクスプレスおよび貨物ハブ(上海ハブ)を上海浦東国際空港内に正式にオープンしたことを発表しました。この施設の完成により、中国東部の、特に米国と欧州に荷物を発送するお客様は、フェデックスのグローバルネットワークの利用時、また海外市場へのアクセスにおいて利便性が向上することになります。

完成した上海ハブは、上海浦東国際空港内の同種の施設としては最大の規模を誇ります。広さ134,000平方メートルの施設内には、業務効率を高めるための最先端の技術とイノベーションが導入されており、カスタマーケア専用施設とコールドチェーン施設が完備されています。

「アジア太平洋地域は世界の経済成長を牽引し続けています」とフェデックス エクスプレスの社長兼CEOデイビッド・L・カニングハム Jr.は語ります。「フェデックスはすでに各地域内やグローバルを網羅するネットワークを有していますが、このハブの完成により、大規模な施設がまた一つ加わることになります。私たちはアジア太平洋地域のお客様に対して、国際市場への信頼性のあるアクセスを提供します。」

現在、本ハブでは週に66便のフェデックス機が離発着しています。完全に自動化された仕分けシステムにより1時間で最大36,000個の貨物とドキュメントを処理することが可能です。また、本施設では、リアルタイム情報を送信するための情報技術を導入しており、例えば、フライト情報や荷物の状況もお客様の携帯端末へ送信することが可能で、お客様が事前に集荷手配をすることで物流コストの削減にもつながります。さらに、中国税関と出入境検験検疫局(CIQ)のための専用エリアが設けられているため、業務の簡素化と通関プロセスの改善も実現できます。

「中国東部の経済成長を後押しする上で、フェデックス上海ハブのオープンは新たな節目となるでしょう。フェデックスが継続するサービスおよび施設能力の向上によりお客様は、急速に変化し続けるビジネス環境においても優位性を保つことができます」とフェデックス エクスプレスのアジア太平洋地域社長カレン・M・レディントンは語ります。

フェデックスは、さまざまな産業のお客様の具体的なニーズに応えるため、オペレーション能力の向上を進めています。上海ハブには、アジア太平洋地域で最も急速に成長している産業の一つであるヘルスケア産業を支援するためのコールドチェーン・センターが備わっています。このセンターには-22℃から25℃までの間で温度を制御できる保管設備があり、高度な要望にも応じることができるため、薬剤や半加工の薬剤、医薬品などさまざまなヘルスケア製品に合わせたあらゆるコールドチェーン物流ソリューションを提供することが可能です。

フェデックス上海国際エクスプレスおよび貨物ハブ(上海ハブ)は、世界でもトップクラスの国際発送センターとしての上海の地位をさらに向上させます。上海では2017年に384万トンもの貨物と郵便物が処理されており、10年連続で世界トップ3を維持しています[1]

[1] 中国民用航空局(CAAC)