Asia Pacific, Middle East & Africa (AMEA)

フェデックス、医療用品の緊急輸送を支援

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香港特別行政区、中国、2020年1月28日 ― フェデックス コーポレーション(NYSE:FDX)の子会社であるフェデックス エクスプレスは、新型コロナウイルス感染拡大を受け、そのグローバル ネットワークと輸送能力を活用し、関係機関、パートナー団体、お客様との協力のもと、中国・武漢向けに医療用品の迅速な輸送サービスを提供しています。

活動の一環として、フェデックスは1月26日と27日早朝に、当社のお客様向けの医療用品の初回分を、日本と米国から広州白雲国際空港に輸送しました。医療用品にはN95マスク、医療用手袋、プラスチック製ゴーグル、除菌シート、抗生物質が含まれます。広州白雲国際空港税関の協力により、フェデックスは迅速に輸送品の通関手続きを完了し、1月27日に中国郵政がこれらの輸送品を武漢に配送しました。

中国郵政は武漢地域向けの感染拡大防止用品の配送サービスを提供し、武漢市当局が指定した団体宛ての救援物資について、無料輸送および配送を行います。上記の輸送は、フェデックスが中国郵政のネットワークを通じて輸送した医療用品の第一弾となります。

さらにフェデックスは、20万枚超の医療用マスク、個人用防護ガウンや手袋を米国から中国・広州の自社施設アジア太平洋地域ハブ向けに輸送し、ダイレクト・リリーフによる人道支援活動に協力します。さらにフェデックスは広州から武漢への救援物資の配送を調整する中国郵政と緊密に協力し、できるだけ速やかな物資の輸送を目指します。

1月25日以降フェデックスは、中国の医療機関向け体外式膜型人工肺(ECMO)、人工呼吸器、患者用モニタなどの医療機器供給において、メドトロニック社をサポートしています。600点を超える医療機器および医療部品からなる第一弾の輸送品は、上海のフェデックスの施設から各地に向けて迅速かつ安全に輸送されました。現在これらの機器はすでにコロナウイルスに感染した患者の治療に使用されています。

フェデックス エクスプレスのアジア太平洋地域社長、カレン・レディントンは、次のように述べています。「フェデックスは人道支援団体との長年の関係と自社のグローバルなネットワークを活用して、中国向けの緊急の医療用品輸送要請に対応しています。素早い対応が決定的に重要な時にこそ、中国内外の多数のパートナー団体と協力して支援を提供してまいります。被害を受けられた方々に謹んでお見舞い申し上げます。」

フェデックスには、危機発生時に非営利団体や政府機関と協力して地域や経済を支援してきた長い歴史があります。2019年6月1日からの本事業年度で、すでに現金および同等物による600万米ドルの支援を寄付して人道支援団体のサポートに充てています。フェデックスは自社の資源が確実に有効利用されるよう、非営利団体の担当チームと頻繁に連絡を取り合っています。