Asia Pacific (Japanese)

フェデックス、新フライトルートで日本・ベトナム間の輸送サービスを向上

新ルート就航により、日本におけるインバウンド・アウトバウンド貨物の輸送時間を短縮

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国際総合航空貨物輸送会社フェデックス エクスプレス(フェデックス、所在地:東京都江東区、北太平洋地区担当副社長:氏家 正道)は、ベトナムのノイバイ国際空港と、フェデックス アジア太平洋地域ハブがある広州白雲国際空港間に新ルートを就航したことを発表します。

中国・広州のアジア太平洋地域ハブは、アジア域内の貨物輸送における重要な貨物集約拠点で、広州からハノイのルート就航によって、日本とベトナム間の貨物輸送にもメリットをもたらします。フェデックス・インターナショナル・プライオリティ (IP)、フェデックス・インターナショナル・プライオリティ・フレイト (IPF)、フェデックス・インターナショナル・エコノミー (IE)、フェデックス・インターナショナル・エコノミー・フレイト (IEF)サービスを使用する場合、日本とベトナム間の輸送時間が1日になります。

新ルートのフライトは火曜日から金曜日に、ボーイング757型機を使用して運行されます。既存のフライトと合わせると、ハノイには以前の週1日の運行から、週5日(月曜日から金曜日)の運行となり、輸送能力とスピードの向上はベトナムに関連するビジネスの発展に寄与します。

ベトナム市場は、日本企業の製品生産拠点として、また新たな消費マーケットとして注目されており、2017年の対日貿易では、輸出、輸入ともに前年比の2桁増を記録しています 。日本企業の進出も勢いを増し、2017年にはベトナムで新たに1816拠点が新設されました。そのうち801拠点が製造業 であることからも、日本とベトナム間の物流ニーズの継続的な拡大が期待されます。

フェデックス エクスプレス北太平洋地区担当副社長の氏家正道は以下のように述べています。
「ベトナムに拠点を構える製造業のビジネスでは、製品の試作品、サンプルなどの輸送や生産ラインへの部品の緊急輸送、最終製品の販売市場への迅速な投入など、エクスプレス輸送のニーズがあると考えています。ベトナムへの日本企業進出は、中小企業にも及んでいることも特徴です。中小企業のお客様は、手厚い輸送準備へのサポートが必要なケースが多いことから、私どもは国内の営業体制を強化しました。私どもは積極的にお客様の声を聞き、変化するニーズに対応し、すべてのビジネス規模のお客様に最適なソリューションを提供できるよう努めています。今回の新フライトルートの就航はその取り組みの一環です。」

変わりゆくお客様からの輸送ニーズに対応するため、フェデックスは継続的に輸送ネットワークとフライトルートの最適化を行っています。2018年4月には、中国・広州のアジア太平洋地域ハブと米国・メンフィスのフェデックス ワールドハブを結ぶ新たなフライトを就航させました。1月には、中国での2つめの国際ハブ施設として、上海浦東国際空港内に上海国際エクスプレスおよびカーゴハブ(上海ハブ)を開設しました。


外務省 ベトナム基礎データ 2018年5月 https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/vietnam/data.html
外務省 海外在留邦人数・進出日系企業数の調査結果 2018年5月https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_006071.html