Asia Pacific, Middle East & Africa (AMEA)

フェデックス/ジュニア・アチーブメント 「インターナショナル・トレード・チャレンジ2016」アジア太平洋大会最終選考 シンガポールの次世代起業家チームが最優秀賞を受賞

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フェデックス エクスプレス(フェデックス、本社所在地:東京都千代田区、北太平洋地区担当副社長:氏家正道)と、若者の社会適応力を育成する経済教育団体ジュニア・アチーブメントは、次世代の起業家精神とビジネススキルを育成するビジネスアイデア・コンテスト「フェデックス/ジュニア・アチーブメントインターナショナル・トレード・チャレンジ2016」のアジア太平洋大会を香港で開催し、シンガポールの学生起業家チーム「カンフーパンダ」が最優秀賞を受賞しました。

2007年に始まり、今年で10年目を迎えた今年の最終選考には、アジア太平洋地域の8か国(香港、日本、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)から48人の学生が参加し、英国での旅行中の防犯対策グッズおよびサービスの市場導入プランをそれぞれ練り上げました。「カンフーパンダ」チームは、「ロブストップ(RobStop)」という転換可能なステンレス製のバッグの市場導入プランが評価されました。このバッグは、ナイフで襲われても傷つかないようメッシュ仕様になっており、旅行中にスリを阻止し、大切な私物を守ることができるようになっています。

カンフーパンダのコリン・チーさんとタン・ジーインさんは、次のように述べています。「私たちが思い付いたアイデアは成功すると信じていましたが、他のチームの提案も大変優れていたので、優勝できるとは思いませんでした。このコンテストへ参加したことでプラン、リサーチ、優れたアイデアがあれば、実際にビジネスを始めるのは意外なほど簡単だということに気付くことができました。とても素晴らしい経験ができました。」

準優勝は、香港のエヴェリン・ツイさんと ターニャ・タムさんのDOTSチームで、「セキュア・エッグ(Secure Egg)」という、緊急時にボタン一つで警察や家族に連絡することができる、高齢の旅行者向け携帯デバイスのアイデアが高く評価されました。

第3位は、香港の ミッシェル・ウンさんと ヴァネッサ・クワンさんのLOHASチームで、「キッズセーフ(KidSafe)」という子どもの居場所を追跡するリュックサックの導入というビジネスプランが提案されました。リュックサックが保護者によって設定された「安全地帯」を離れると、自動的に保護者に連絡が行くようになっています。

フェデックス エクスプレスのアジア太平洋地域社長であるカレン・レディントンは、次のように述べています。「現代のテクノロジーによって、小規模のビジネスでも国際市場に進出することは、これまで以上に可能なものとなりました。インターナショナル・トレード・チャレンジへの支援を通じて次世代の起業家を育成し、若者が自らチャンスを見いだせるよう後押しできるのは喜ばしいことです。当プログラムは、この10年で規模も知名度も大きく成長しました。それは成功の証しであり、フェデックスのみならず私自身もこのプログラムに携われていることを誇りに思います」

ジュニア・アチーブメント・アジア太平洋地域社長であるヴィヴィアン・ラウは、次のように述べています。「インターナショナル・トレード・チャレンジが10年間続いているのは素晴らしいことです。ただ継続しただけでなく、大いに発展したことを誇らしく思っています。私たちは、若者がビジネスの世界で成功するという夢を持てるようにやる気を起こさせることや、参加者ができるだけ現実的な課題に取り組みながら必要な知識とスキルを身に着けることを、プログラムの目標にしてきました。過去の参加者による意見から、このプログラムが非常に大きな影響を与えていることが分かります。これからも貴重な体験を提供できるよう取り組んでいきたいと思います」

「フェデックス/ジュニア・アチーブメント インターナショナル・トレード・チャンレンジ」は、フェデックス コーポレーションのグループ会社であり世界最大の国際総合航空貨物輸送会社のフェデックス エクスプレス(フェデックス)と、ジュニア・アチーブメント・ワールドワイドのメンバーであるジュニア・アチーブメント・アジア太平洋地域によって共同開催されています。このプログラムは、実用的で実行可能なビジネス提案の作成という課題を通じて、高校生がグローバルビジネスに対する意欲を抱き、理解を深められるようにすること、そして、高校生を次世代の起業家として育成することを目的としています。

このプログラムは、創設から10年で大いに発展を遂げました。2007年は、3カ国・地域から295人が参加し、今年は8カ国の約100校から2,500人以上の学生が参加しました。

詳細はwww.facebook.com/AsiaPacificITCをご覧ください。(英文)