Asia Pacific, Middle East & Africa (AMEA)

フェデックス、輸出入申告官署の自由化制度を利用した申告手続きを開始

国内いずれの税関官署においても輸出入申告を行うことが可能な制度を活用

国際総合航空貨物輸送会社フェデックス エクスプレス(フェデックス、所在地:東京都江東区、北太平洋地区担当副社長:氏家 正道)は、フェデックスが乗り入れている全ての空港(成田国際空港および関西国際空港)を利用して日本に出入りする貨物の輸出入申告を、東京税関の本関に一括したことを発表します。この変更は関税局による輸出入申告官署の自由化制度を利用したものです。

輸出入申告官署の自由化は、2017年10月8日から開始された制度です。これまで貨物の輸出入申告は、貨物が蔵置されている場所を管轄する税関官署に対して行うことが原則でしたが、AEO(Authorized Economic Operators)事業者は、いずれの税関官署においても輸出入申告を行うことが可能になりました。これにより、AEO事業者は輸出入に係る事務の効率化やコスト削減が可能となり、貿易の円滑化に資することが期待されます。*1

フェデックスは2012年2月に、新砂保税蔵置場、成田保税蔵置場、および関西保税蔵置場の一部がAEO制度の特定保税承認者、また、2013年6月には成田営業所、成田空港営業所、関西営業所、関西空港営業所、新砂営業所の5営業所において、認定通関業者に認定されています。

フェデックス エクスプレス北太平洋地区担当副社長の氏家正道は以下のように述べています。
「昨今の経済のグローバル化や国際物流の変化に対応するため、自由化制度を進めた財務省関税局、日本通関連合会、その他業界団体、有識者の方々には敬意を表します。フェデックスとお客様、またグローバルなサプライチェーンにとって通関は非常に重要なプロセスであり、私どもは以前より、プロセスのシステム化、電子化を進めてきました。今回の制度利用を含め、フェデックスでは常に、通関オペレーションの最適化に努めています。」


*1 税関「輸出入申告官署の自由化について」http://www.customs.go.jp/zeikan/seido/jiyuka.html