フェデックス コーポレーション(NYSE: FDX)の子会社であるフェデックス エクスプレス(以下、フェデックス、所在地:東京都江東区)は、関西国際空港(KIX)とシャルル・ド・ゴール空港(CDG)間で新たにフライトを追加したことを発表します。これにより、同ルートでの運航は関西国際空港の出発・到着フライトを合わせて週9回(火曜日から土曜日の間)に増加します。
ボーイング777機によるこの増便は、時間厳守の輸送が必要な貨物を出荷するお客様、厳密な温度管理と輸送時のモニタリングが必要な主にヘルスケア産業のお客様、重量貨物を出荷するお客様へのメリットが期待できます。
このルートは、中国・北京を出発し、関西国際空港(KIX)を経由してフランスのパリにあるシャルル・ド・ゴール空港(CDG)に接続するもので、北京とフランスを結ぶ初めてのフライトです。この増便は、お客様が国際ビジネスの可能性を最大活用できるよう、継続的にエアネットワークを拡大するフェデックスの取り組みの一環です。
フェデックスのアジア太平洋、中東、アフリカ地域社長のカワール・プリットは以下のように述べています。「アジアとヨーロッパ間は、世界で最も重要な貿易レーンの1つとして、今後数年間で大きな経済の流れが集中します。1 国際航空輸送需要への対応は、今日のオンデマンド経済をより適切に支援するために、集荷締め切り時間延長などのサービスの強化とともに重要です。この新たなルートは、成長する貿易回廊に合わせて我々が輸送業務を強化し、お客様のニーズに応えるための継続的な取り組みの一例です。これにより輸出入を行う企業は、より機敏なサプライチェーンを構築し、それを基に新たな市場へのアクセスを拡大することができます」
フェデックスのマネージング ディレクター、ジャパン オペレーションズの久保田 圭は次のように述べています。「本ルートの増便により、日本のお客様はより効率的な方法で欧州市場へのアクセスができるようになります。フェデックスでは、新型コロナウイルス感染症の影響を受けたこの2年間、航空貨物需要の急激な拡大と刻々と変化するお客様ニーズに対応してきました。今回の増便は、輸送ネットワークの強化を行い、将来に備えたネットワークを構築するという日本市場へのコミットメントの強さをあらわすものです」
日本と欧州間の貿易は継続して健全な勢いを見せています。[1] 2021年、日本の総輸出額は前年比で21.5%増加、総輸入額は24.6%増加しました。EU諸国との貿易も輸出額、輸入額共に21.4%の伸びがありました。EU諸国全体を合わせると、日本にとって三番目の貿易相手地域です。[2] 2020年に、EU諸国から輸入された品目として最も多かったのは、医薬品、自動車、有機化合物でした。EU諸国に最も多く輸出された品目は、自動車、自動車部品、有機化合物でした。[3]
昨年、フェデックスではアジア太平洋地域を出発する6つの大陸間フライトを追加しました。約2,700トン(2,690,000kg)もの輸送能力が追加され、アジア太平洋地域から米国や欧州に向け週次220フライト以上が運航されています。[4]
[1] https://tradingeconomics.com/japan/exports-to-european-union?msclkid=a310f04caa6111ecbde60c81fb21049b
[2] https://www.customs.go.jp/toukei/shinbun/trade-st/2021/2021_118.pdf
[3] https://www.customs.go.jp/toukei/suii/html/time_latest.htm
[4] https://newsroom.fedex.com/newsroom/fedex-express-increases-capacity-from-asia-pacific-ahead-of-year-end-holiday-peak-2/