Asia Pacific, Middle East & Africa (AMEA)

フェデックス、学生のイノベーションと起業家精神の育成を支援

インターナショナル・トレード・チャレンジ2020の国際大会に学生3チームが日本代表として参加

国際総合航空貨物輸送会社フェデックス エクスプレス(フェデックス、所在地:東京都江東区、代表者:松本義則)および公益社団法人ジュニア・アチーブメント日本は、ビジネスアイデア コンテスト「フェデックス/ジュニア・アチーブメント インターナショナル・トレード・チャレンジ 2020(FedEx/JA ITC)」にて、日本代表チームの最終選考会となる国内大会を12月13日(日)に開催しました。この大会で選出された3チームが、日本代表としてFedEx/JA ITC国際大会(2021年3月開催)に臨みます。

1位:チームmofu、本郷高等学校 栗山慧三さん、赤澤侑さん

宇宙構造工学の研究に基づく折りたたみ方である、ミウラ折りの技術を使った蚊帳「MosWall」を考案。カンボジアを旅行する、主にヨーロッパからのバックパッカーや若年層の旅行者をターゲットに、簡単に持ち運べる軽量サイズで、簡単に組み立てることができるようにした。

2位:チームTwo Aquarius、広尾学園高等学校 芳川華保さん、濱本伊紗さん

水道水を99.9%除菌することができる折り曲げられるフィルター付きボトル「Tach Sc2an」を考案。市街地に設置された給水所で給水時、ボトルのバーコードをスキャンすることで、ポイントが付与され近隣の店舗等でクーポンとして利用することができる。

3位:チームHaseyama、N高等学校 山下愛里彩さん、広尾学園高等学校 長谷川新誠さん

カンボジアにワーケーションに行きたいと考える日本人向けホテル予約アプリ「 WOLIDAY」を考案。現地のホテルが提供する空室情報をアプリに集約し、ユーザーは定額料金を支払うことで、価格に応じたランクのホテルを、サブスクリプション方式で予約し利用できるサービス。

今年のFedEx/JA ITC日本国内大会は、新型コロナウイルス感染拡大の影響から、2008年の開始以来初めてオンラインで開催されました。 今年は、「カンボジアを対象とした旅行関連商品およびサービス」というテーマに取り組み、革新的なビジネスアイデアを提出した49チーム(1チーム学生2名)が参加しました。 書類選考を通過した8チームが、フェデックスと他のサポート企業からなる審査員に対して、アイデアと戦略についてのプレゼンテーションをオンラインで行いました。

本プログラムは、日本では13回目を数え、海外市場に向けた革新的にアイデアを考える、刺激的な機会を提供することで、若者の起業家精神を鼓舞するプログラムです。プログラムの過程で、学生の国際貿易知識の幅を広げ、アジア太平洋地域の他の学生と交流する機会を提供して、将来の可能性を広げることを目的にしています。

フェデックス エクスプレスのマネージング ディレクター、ジャパン オペレーションズの松本義則は、次のように述べています。

「今年も、インターナショナル・トレード・チャレンジをサポートできることを大変誇りに思います。 毎年恒例のこのプログラムを通じて、次世代の起業家に、海外の方とのコミュニケーションスキルだけでなく、国際的な環境でビジネスを立ち上げ、それを運営し、成功させる上で必要なチームワークや国際貿易の価値についても学んでもらいたいと思います。この経験が、未来のビジネスリーダー育成の一助となることを願い、また、国際大会で学生のみなさんがベストを尽くすことを楽しみにしています。」

プログラムでは、フェデックスの従業員がメンターとなり、ビジネスプランの立案とプレゼンテーションの準備がうまく進むよう、アドバイスをして学生をサポートしました。 また、事前のオンラインセッションを開催し、プレゼンテーションスキルを高めるためのヒントやテクニックを共有することで、多くの学生に共通する、プレゼンテーションでの課題を克服できるようにしました。

参加した生徒は、 「自分達には未知の国である、カンボジアへの市場参入戦略を考えることは難しかった。ITCでビジネスプランを作成してみて、ビジネスに対してより興味を持つことができたことに加えて、ビジネスが社会に貢献することができるという可能性にも気が付きました。」と話しました。

また、2021年3月の国際大会に向けては、「オンラインでの開催であっても、様々な国の学生と交流できることが楽しみ。お互いにとって良い刺激になると良いと思います。たくさん吸収したい。」と意気込みを語りました。

フェデックス/ジュニア・アチーブメント インターナショナル・トレード・チャレンジ について

2008年以降、フェデックスは、 起業家精神のより良い理解とグローバルな考え方を目指し、若者を教育して刺激を与えるために、日本でのフェデックス/ジュニア・アチーブメント インターナショナル・トレード・チャレンジ(ITC)の開催を支援しています。 このプログラムは、チームワーク実習と座学を通してビジネスの知識をつけることを目的として組み立てられました。 プログラムでは、現地での国際貿易ワークショップ、日本でのITC国内大会、地域レベルでのITC国際大会という、主に3つのアクティビティが行われます。 これまで、日本では679名の学生がプログラムに参加し、60名が地域国際大会に日本代表として出場しました。 これまでアジア太平洋地域国際大会は、マレーシア(2008年、2019年)、シンガポール(2009~2010年、2015年、2017年、2018年)、タイ(2011年)、香港(2012~2014年、2016年)において開催されています。 2020年は、初めてオンラインでプログラムが開催されました。