Asia Pacific, Middle East & Africa (AMEA)

フェデックス エクスプレス、中国・広州-米国・メンフィス間の新路線を就航

アジア―北米間の配送能力を向上

香港発、2018年4月19日-フェデックス コーポレーション(NYSE:FDX)の子会社であるフェデックス エクスプレスは、中国・広州白雲国際空港にあるフェデックス アジア太平洋地域ハブと米国・テネシー州メンフィスのフェデックス ワールド・ハブをつなぐ新路線を開通したことを発表しました。

現在、新路線で就航しているフェデックスのMD-11型フレイターは、増加する配送需要に対応するために5月にはボーイング777型フレイターに置き換えられる予定です。新路線では火曜日から土曜日の間に週5便が運航します。

広州出発のフライトは、4月中は大阪と米国・アラスカ州アンカレッジを経由し、5月からは大阪を経由してメンフィスへ向かいます。メンフィス出発のフライトは、火曜日から金曜日までは米国・インディアナ州インディアナポリスとアンカレッジを経由し、土曜日には米国・ハワイ州ホノルルとアンカレッジを経由しています。

フェデックス エクスプレスのアジア太平洋地域社長カレン・レディントンは以下のように述べています。
「当社の事業がアジア太平洋地域で拡大する中で、私たちはネットワークと航路を日々調整してマーケットのダイナミックな需要に対応しています。輸送における付加価値を高め、メンフィスのワールド・ハブにより早く、ダイレクトな路線を増やすことで、アジア太平洋地域でビジネスを行うお客様に、北米やそれ以遠へのコネクションにおける競争力を提供することができます」

アジア太平洋地域は、2018年には世界全体の推定成長率より2%速い、6.5%の割合で成長すると予測されています[1]。また、アジアから北米へ流通する航空貨物は、ボーイング社によると今後20年間に年間4.7%増加すると予測されています[2]。加えて、アジア太平洋地域ハブがある広東省は、中国の主要な貿易拠点の1つです。2017年に広東省の物品輸出入総額は対前年比で8%増加しましたが、米国との輸出入総額においては対前年比で10.4%増加しました[3]

昨年、フェデックスは新路線を2路線開通しました。1路線は、米国・ワシントン州シアトル、アンカレッジ、中国・上海を経由し、ベルギー・リエージュとメンフィスを結ぶ路線で、もう1路線は、上海と米国・カリフォルニア州オークランドを結ぶものです。本年1月には、中国で2番目の国際ハブであるフェデックス上海国際エクスプレスおよび貨物ハブを正式に開業しました。

現在、フェデックスは中国国内外で毎週250便以上を運航しており、そのうち160便以上がアジア太平洋地域ハブを経由しています。

[1] 世界経済フォーラム「This is how China’s economy has changed in the last 10 years」、2016年6月22日

[2] ボーイング「World Air Cargo Forecast 2016-2017」、2017年10月

[3] 広東省Guangdong Statistics、2018年1月