Asia Pacific, Middle East & Africa (AMEA)

フェデックス、100%電気自動車e-NV200を導入

~15年間で30%の配送車両燃料効率改善目標に貢献~

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国際総合航空貨物輸送会社であるフェデックス エクスプレス(フェデックス、本社所在地:東京都千代田区、北太平洋地区担当副社長:氏家 正道)は、2月10日、日産自動車株式会社の100%電気自動車e-NV200を日本国内で初めて、都内の集配車両として新砂営業所(江東区)に2台導入しました。また、同営業所内には、e-NV200の走行用バッテリーの充電設備も新設しました。

フェデックスにとって日々運用する航空機および配送車両の二酸化炭素排出量削減は、より責任と機知に富んだ方法で世界をつなぐための大切な要素であり、環境への取り組みとして掲げる「フェデックス・アーススマート計画(FedEx EarthSmart)」の一部として、目標達成に貢献します。配送車両については、現在の目標である2005年から2020年の間で30%の燃料効率改善をさらに促進させるため、以下の3つのアプローチを実施しています。


  • Reduce(削減):配送ルートの見直しと、運転技術の向上(エコドライブ教育)による走行距離の短縮および使用する燃料の削減。
  • Replace(置き換え):より燃料効率の高い車両の導入。
  • Revolutionize(変革):代替燃料、ハイブリッドおよび電気自動車など、エネルギー分野の先進技術の活用。

これらの活動の結果、累積改善率は2014年時点で既に29.5%になり、目標をほぼ達成しつつあるため、達成後はこの目標を再検討する予定です。

今回の電気自動車導入は、環境課題に対するフェデックスの長期的な施策の一環として導入されました。フェデックスは2014年時点ですでに、世界中でハイブリッド車397台、電気自動車404台、天然ガス燃料車132台、水素燃料車40台を導入しています。[1] 日本では2016年2月時点でハイブリッド車7台、天然ガス燃料車9台を導入しています。

フェデックスの北太平洋地区担当副社長である氏家正道は「先に開催されたCOP21で、190ヵ国以上の条約締約国が参加し、化石燃料に依存しない社会を目指すための新たな国際枠組みとして、パリ協定が採択されたように、世界の環境や地球温暖化対策への意識はますます高まっています。フェデックスも世界で事業を展開する企業として、この度の電気自動車導入のような環境に配慮する取り組みを通して、環境問題に真摯に向き合ってまいります」と語っています。

[1] フェデックス 2014グローバル・シチズンシップ・レポートhttp://csr.fedex.com/downloads/