フェデラル エクスプレス コーポレーション(米国:以下、フェデックス)は、 ジュニア・アチーブメント(JA)とともに、シンガポールで開催された「2024年フェデックス/ジュニア・アチーブメント インターナショナル・トレード・チャレンジ(以下FedEx/JA ITC)」の国際大会の入賞者を発表しました。
今年のFedEx/JA ITCには、香港特別行政区、インド、インドネシア、日本、マレーシア、フィリピン、シンガポール、韓国、タイ、ベトナムの10ヵ国/地域から4,500名以上の学生が参加しました。
国際大会では、各国/地域の予選を勝ち上がった60名の学生がシンガポールに集まり、コンテストの課題である、トルコをターゲット市場とした循環型経済に貢献する製品の市場参入戦略の策定に取り組みました。この課題は、製品が環境に及ぼす影響や持続可能性への企業の役割に対して高まる消費者の注目を反映させたものです。また、多様な文化への理解を深めるため、異なる国/地域の学生同士がペアを組み課題に挑みました。その後、各チームは、シンガポールを代表する起業家や中小企業の経営者からなる審査員に、それぞれのアイデアを発表しました。
フェデックスのアジア太平洋地域社長、カワール・プリットは、次のように述べています。
「フェデックスは、イノベーションとコネクティビティの力で世界を変革できると信じています。FedEx/JA ITCは、若者のグローバルな起業家精神を育成することで、この信念を具現化しています。才能ある若者は国際貿易について学び、創造性と洞察力を駆使して現実世界の課題解決に取り組みました。これらの若きリーダーは、障壁を取り除き、国境を超えた架け橋となることで、人と可能性をつなぐというフェデックスの理念を体現しているのです」
今大会の入賞チームは以下のとおりです。
優勝:チームCJ(シンガポールのCheryl Lim Xin YiさんとマレーシアのJulia Jasmine Binti Jufriさん)
チームCJは、海藻を原料としたバイオフィルムを生み出す革新的なアイデアで優勝しました。
同率2位:チームCircuvate(シンガポールのWesley Ng Yu Deさん)とチームONE(フィリピンのRysa D. SumalinogさんとシンガポールのClarisse Chee Qian Yinさん)
チームCircuvateは、サッカースタジアムの広告収入のみで資金を調達するバイオプラスチック製の皿を開発する案を策定しました。また、チームONEは食品廃棄物を伝統的なトルコの絨毯に変換するアイデアを提案しました。
優勝したチームCJのメンバーであるシンガポールのCheryl Lim Xin YiさんとマレーシアのJulia Jasmine Binti Jufriさんは、次のように語っています。
「本大会で優勝者に選ばれたことを大変嬉しく思います。アジア太平洋地域の優秀な学生と競い合えることは、非常に光栄で名誉なことだと感じています。大会への参加は、本当に目を見開かされるような経験でした。どれほど素晴らしいベンチャーにも、大胆な発想、綿密な計画、そして仲間や業界の専門家との素晴らしい協力が必要であることを理解することができました。優勝できたことで、将来的に起業家になるために何が可能かを追求し続ける自信につながりました」
JAアジア太平洋のプレジデント兼CEOのMaziar Sabet氏は、次のように述べています。
「全ての若者が生まれながらに潜在能力を持っており、社会に意味のある形で貢献できるという考えに深く感銘を受けています。この思考に基づいたFedEx/JA ITCは、若者世代の才能の探求、目的を持ったイノベーションへの取り組み、そしてより良い未来の構築に貢献しています。また、FedEx/JA ITCでは、若者は世界に継続してポジティブな変化を生み出す能力を持った未来のリーダーであるという認識のもと、その潜在能力の育成を支援しています」
FedEx/JAインターナショナル・トレード・チャレンジのプログラムは、フェデックスとJAワールドワイドのメンバーであるJAアジアパシフィックが共同で主催しています。過去18年間で、アジア太平洋全域の約50,000名の学生が、座学と実践的なチームワーク課題を取り入れた本プログラムを通じて、ビジネスや経済、国際貿易の世界へと導かれてきました。フェデックスは、JA ITCを通じて未来の起業家をサポートする活動に加えて、スモールビジネスコンテスト(SBGC)(英文のみ)を主催し、アジア太平洋地域全体の中小企業を支援(英文のみ)しています。