Asia Pacific (Japanese)

アジア太平洋、中東、アフリカ(AMEA)地域の経済への影響に関するレポートを発表

アジア太平洋、中東、アフリカ(AMEA)地域の純経済生産に対する貢献度が2023年度に拡大、サプライチェーンへの支出がもたらした雇用が19%増加

2023 Economic Impact Report

香港特別行政区、中国 2023年11月8日–フェデックス コーポレーション(NYSE: FDX)傘下のフェデックス エクスプレス(以下、フェデックス)は、2023年度[1]における同社の世界的なネットワークとイノベーションを推進する役割について分析したグローバル経済影響レポート(Global Economic Impact Report)を発表しました。このレポートは、ビジネスの意思決定に関するデータや分析を提供するグローバル企業のDun & Bradstreet社(NYSE:DNB)と共同で作成され、フェデックスが世界中の人々や地域社会にポジティブな影響、「フェデックス効果」をもたらしていることを示しています。

フェデックス コーポレーションの社長兼CEOのラジ・スーブラマニアンは、次のように述べています。
「フェデックスは過去50年に渡り、輸送と、サービスやアイデアなどの交換方法を変革することで、世界規模のサプライチェーンの構築やECビジネスの革命を支えてきました。また、その間に生じたお客様のニーズの変化にも継続的に対応してきました。今回のレポートでは、経済に対するフェデックスの著しい貢献が明確に示されており、これは我々が事業を展開する地域社会にポジティブな変化をもたらしているという献身性の証明でもあります」

今回のレポートでは、直近の経済的圧力が高まった状況で、フェデックスが2023年度のグローバル経済に800億ドルを超える直接的な効果をもたらしたことが明らかになりました。こうした動向は、フェデックスが発展させてきたネットワークのスケールや、あらゆる規模の企業がお客様とつながり、事業の強化に役立つ革新的なサービスを充実させてきた継続的な取り組みを反映しています。

アジア太平洋、中東、アフリカ(AMEA)地域への影響
フェデックスは、AMEA地域の100を超える市場でサービスを提供しています。今回のレポートでは、広範なネットワークを保有するフェデックスが、2023年度のAMEA地域の輸送、保管、および通信分野[2] で純経済生産の0.3%に貢献したことがわかりました。また、44兆ドル規模(約6%の成長)となった2023年度のAMEA経済の全分野において、フェデックスが純経済生産全体の0.02%に貢献していることも判明しました。

フェデックスがもたらした影響には、2023年度の地域経済への間接的な貢献27億ドルも含まれています。特定の産業においても、フェデックスは9 兆ドル規模[3]の製造業に推定 10 億ドルを間接的に貢献しました。輸送、保管、通信部門[4]に対する同社の間接的な貢献は、7 億 7,200 万ドルと推定されています。

フェデックス エクスプレスのアジア太平洋、中東、アフリカ地域社長であるカワール・プリットは、次のように述べています。
「AMEA地域は、世界経済においてますます重要な存在になりつつあります。フェデックスは設備やネットワークに投資し、この地域の成長を支援することにコミットしています。我々の活動が、直接的また間接的に幅広い経済圏の雇用数の増加を下支えしており、今後もそれを継続していきたいと考えています。フェデックスはお客様のために、世界の貿易がもたらす可能性へのアクセスを広げることに注力しています。つながりを深めて持続可能な未来を創ることが、我々の従業員やお客様、サプライヤー、そして地域社会にとってのフェデックス効果の向上につながるのです」

日本におけるフェデックス エクスプレスの代表者、マネージング ディレクターの久保田 圭は、以下のように述べています。
「イノベーションを継続的に推進してサービスを強化することで、我々は日本のお客様が新しい国際的な成長の可能性を掴むことができるよう支援していきます。昨年行った地域外集荷料の撤廃や一部都市への配送時間の短縮などのサービス強化と、社会貢献プログラムを通じて、我々はコミュニティの繁栄を支援し、日本の経済成長に貢献することに全力で取り組んでいます」

AMEA地域の経済で、フェデックスの存在感は拡大し続けています。

  • フェデックスは、2022年(暦年)にAMEA地域のサプライヤーに37億ドルを支出しました。
  • フェデックスのサプライヤーへの支出は、中小企業市場に多大な貢献をもたらしています。フェデックスのサプライチェーンへの支出が下支えとなった中小企業の雇用数は、AMEA地域と欧州で最も多く、両地域とも19%増加しました。AMEA地域では、フェデックスのサプライチェーンへの支出の50%が中小企業に支払われました。
  • フェデックスは、中国・広州でフェデックス 華南オペレーションセンターの拡張計画を発表しました。
  • フェデックスは新たに、AMEA地域で複数の施設の稼働を開始しました。これには、台湾・桃園市の新規の集荷、配送、セルフ集荷/持ち込みステーション、インドネシア・バタンの新倉庫、オーストラリア・アデレードの国内および国際フレイト貨物輸送も支援する施設と韓国・仁川の新たな航空ゲートウェイなどが含まれます。アデレード空港の新航空ゲートウェイは、南オーストラリアでは単独且つ最大の高速仕分けが可能な施設です。また、仁川国際空港の新ゲートウェイは、従前設備比で荷物の仕分け能力が倍増し、国際温度管理輸送サービスをサポートする冷蔵室も追加されました。
  • フェデックスは、自社のスマート物流システムを発展させるため、オペレーションをデジタル化しています。これには、2022年12月にシンガポールの南太平洋地区地域ハブでAI対応の仕分けロボットに投資した取り組みも含まれます。
  • フェデックスは、グローバルサプライチェーンのエコシステムにおいて、より多くの価値を提供することを可能にする技術・デジタルイノベーションの開発をサポートするため、インドのハイデラバードで同社初のAdvanced Capability Community(ACC)をオープンする計画を発表しました。

社会貢献に関する影響
フェデックスは2023年度に全世界で5,860万ドル以上を、従業員が生活し働く地域の慈善団体や地元の非営利団体に寄付しました。AMEA地域では、環境プログラム、子どもの教育、起業家精神の育成、ヘルスケアに関連する取り組みなど、人々の生活向上を支援する活動に寄付されています。2023年4月には、AMEA地域の22市場で1,000人を超えるフェデックスのボランディアとその家族が、持続可能性と環境保護に関わるさまざまな活動に参加しました。また、植樹や海岸・公園の清掃活動に加え、環境に優しい生活/食事やゴミ分別、道路安全、持続可能な物流教育に関する教育セミナーなどが実施されました。

フェデックスは、世界をつなぐことに責任を持って取り組んでいます。2040年までにカーボンニュートラルな輸送業務を実現することを目指し、事業活動への再生可能エネルギー導入に投資しています。

フェデックスは、2023年4月17日に創業50年を迎えました。同社は、世界で最も広範な輸送ネットワークを擁し、220の国々と地域にサービスを提供しています。さらに、5,000ヵ所を超える輸送施設においておよそ50万人を雇用し、日々1,500万個以上の荷物を移送しています。

2023年度フェデックス経済影響レポート全文の閲覧とAMEA地域のフェデックス効果に関する詳細については、下記のウェブページをご参照ください(英文のみ):fedex.com/economicimpact.

[1] フェデックスの2023会計年度(2022年6月1日から2023年5月31日)
[2] 国際連合貿易開発会議(UNCTAD)による定義
[3] 国際連合貿易開発会議(UNCTAD)による定義
[4] 国際連合貿易開発会議(UNCTAD)による定義