インド、2023年3月9日—フェデックス コーポレーション(NYSE: FDX)の子会社のフェデックスは、2023年にインドのハイデラバードに初の技術・イノベーション組織「Advanced Capability Community(ACC)」を設置する計画を発表しました。同組織の設置は、世界におけるフェデックスの多様な人材の採用と育成を強化し、より効率的で俊敏な組織を構築してお客様により良いサービスを提供することを目的とした広範囲かつ複数年にわたる取り組みの一環です。
フェデックスは今後、ビジネス上の需要と高い技能を持つ人材が集まる地域を検討し、世界各地でACCを設置する予定です。各地のACCには、部門横断的な専任チームメンバーが在籍し、フェデックス全体の技術的かつデジタル関連の要求をサポートするためのサービスを提供する予定です。また、各ACCが提供するデジタルイノベーションにより、グローバルサプライチェーンのエコシステムにおいて、フェデックスはより多くの価値を提供することが可能となります。
ACCが設置されたインドでは、政府による技術主導およびナレッジベース型の経済を形成するため、ワールドクラスのインフラ構築に注力しており、フェデックスが最初のACCを設けるにあたり理想的な場所です。ACCはハイデラバードに置かれ、2023年後半に活動を開始する見込みです。テランガーナ州とその州都であるハイデラバードは、工学およびデジタル企業の人材を集めることに注力しており、国際機関をサポートしています。
フェデックス コーポレーションの社長兼CEOのラジ・スーブラマニアンは、以下のように述べています。
「フェデックスは、お客様にとって世界で最も柔軟かつ効率的でインテリジェントなサプライチェーンを創出しています。我々にとって重要な市場であるインドに最初のACCを開設することにより、デジタルイノベーションを進め、迅速性、柔軟性、安定性を向上できると考えます。また、これにより、アジア太平洋、中東、アフリカ事業の成長という当社の長期的ビジョンが裏づけられるとともに、世界中のお客様に利益をもたらす技術を開発する機会が得られます」