フェデックス コーポレーション(NYSE:FDX)傘下のフェデックス エクスプレス(以下、フェデックス)は、個人宅向け配送に写真付きの配達証明(Picture Proof of Delivery:PPOD)の導入を開始しました。PPODの導入は、越境EC市場の成長を支援し、サービスのデジタル化とお客様のサービス利用体験の向上を目指すフェデックスの継続的な取り組みの一環です。
PPODは、フェデックスの配送担当者からの電話連絡を受け、署名なしの玄関先への配達に同意したお客様が対象のサービスです。お客様は、輸送状況の案内/お知らせや、フェデックスのウェブサイトおよびFedEx Mobileアプリで荷物を追跡する際に、荷物の正確な置き場所を示す写真にアクセスして配達完了を確認できます。利便性が高いPPODは無料で利用でき、事前登録やアカウント作成などの手続きは不要です。
ラストマイル輸送における業務効率化と再配達率の削減は、日本全体の物流サービスとネットワークを持続可能な形で維持するために不可欠です。政府[1]は2025年度中に、再配達率を7.5%程度に低減する取り組みの実施を奨励しています。受取人が不在にすることもある個人宅向けの配達では、署名なしの置き配とすることが選択肢の一つです。PPODは、EC事業者や荷物の受取人がリアルタイムかつ視覚的に荷物が届いたことを確認でき、安心感を得ることができるオプションです。
日本におけるフェデックス エクスプレスの代表者、マネージング ディレクターの久保田 圭は、次のように述べています。
「今日のスタートアップ企業や中小企業の成功には、シームレスな物流ソリューションが不可欠であり、特にEC事業者にとって、配送は顧客体験における重要な要素の一つです。フェデックスは、あらゆる規模の企業に業務効率化を支援するデジタルソリューションを提供しています。PPODにより、EC事業者はより確かな保証を得ることができ、購入者の将来的な購買に対する信頼性も高まります」
フェデックスは、EC事業者の注文処理を効率化し、より利便性の高いサービスやソリューションを提供することで、EC事業者および購入者向けのサービスを拡充しています。オンライン出荷ソリューションのFedEx Ship Managerによって、注文から出荷や書類作成をより簡単に実行できるようになり、注文管理の効率化と時間短縮を実現しました。また、EC購入者はFedEx Delivery Managerを利用して配送通知を受け取り、オンラインで配達オプションを変更することができます。