Asia Pacific (Japanese)

フェデックス、日本と中国の越境EC市場参入を支援するハンドブックを発行

ECの専門知識と各市場でのノウハウを融合し、アジア太平洋地域で最も多様かつ複雑な市場に不可欠な情報を中小企業に提供

FedEx Launches New Cross-Border E-commerce Handbooks to Help Merchants Expand in China and Japan.jpg

シンガポール、2024年6月28日—フェデラル エクスプレス コーポレーション(米国:以下、フェデックス)は、国際的に事業を展開する中小企業向けに、日本と中国のEC購入者とのより良い関係構築を支援する越境ECハンドブック(2種類)を発行しました。

日本と中国は、越境ECが活発なアジア太平洋地域最大の市場であり、中小企業に大きなビジネスチャンスをもたらしています。[1] 一方、海外の企業が持続可能なビジネスモデルを構築するためには、各市場特有のデジタル環境、消費者ニーズ、物流事情等を理解することが重要です。

フェデックスは日本と中国のECエコシステムに深く精通する経験を活かし、この越境ECハンドブックを制作しました。ハンドブックは、フェデックスのウェブサイトからダウンロードが可能で、各ハンドブックには、以下の内容が含まれています。

  • EC事業者が潜在購入者の地域的な分布を把握して効果的にビジネスを行えるよう支援する、購入者となり得る生活者の状況の分析
  • 中小企業が各国のECで競争が激しい、あるいは十分なサービスが行き届いていない分野を把握できる重要な製品カテゴリー
  • EC事業者が最もクリック数を得られる可能性が高い、各市場のECマーケットプレイスとプラットフォームの特性
  • ライブストリーミング、ショートビデオ、ソーシャルコマースなどのマーケティング戦略における、消費者の行動パターンや嗜好
  • 中国のバレンタインデー、独身の日、カップルの日、また日本のお正月やゴールデンウィークに関連した、活気あふれるショッピングシーズン
  • 支払いおよび配送オプションと関連する嗜好

フェデックスのアジア太平洋地域社長、カワール・プリットは、次のように述べています。
「顧客基盤と収益拡大を目指す中小企業にとって、国際市場で新しい顧客を獲得することは賢明な戦略です。デジタルチャネルは市場参入の障壁を低減しますが、持続的な成功を収めるためには、的確な各国や地域の市場洞察に基づいた戦略が不可欠です。これは、特にECのように急速に変化する業界においては重要です。日本と中国は、アジア太平洋地域において戦略的に重要な市場であり、フェデックスは、長きにわたる輸送業務の経験に基づき、これらの市場におけるECビジネスの成功に不可欠な現地の知識とノウハウを蓄積してきました。さらに、EC関連事業者と顧客である生活者の双方にシームレスな体験を提供するために、プラットフォームとプロセスを統合しています。我々はEC事業者がより効果的にビジネスを行えるよう、現地の最新ノウハウについて独自の視点から支援します」

フェデックスは、EC関連事業者と商品の受取り手の双方にシームレスで安心の体験を提供する、手軽で効果的なエンド・ツー・エンドのECソリューションを提供しています。eBayやBigCommerceなどのマーケットプレイスとの連携を強化するだけでなく、EC事業者が受注からオンラインで直接出荷準備や書類作成を行い業務時間の短縮ができるよう、Ship Managerプラットフォームを強化しました。さらに、アジア太平洋地域に26万台ものスマートロッカーネットワークを構築し、消費者に利便性と選択肢を提供しています。 荷受人は、中国国内ではWeChat、国外ではWhatsAppを通して、オンライン上で会話したり、配送状況を直接フェデックスに確認したりすることができます。また、FedEx Delivery Manager Internationalを利用すれば、貨物の配送途中で配送先を変更することも可能です。

こちらでハンドブック(英文)をダウンロード頂けます。

[1] アジア太平洋地域のEC - 統計と事実|Statista