シンガポール、2024年8月20日—フェデラル エクスプレス コーポレーション(米国:以下、フェデックス)は、お客様の貨物の可視性と管理の容易性を向上させることで、物流とサプライチェーン全体の管理を強化する、革新的なモニタリング・介入ソリューションFedEx Surround®の提供を開始しました。本ソリューションは現在シンガポールと香港特別行政区のお客様が利用可能で、今後日本のお客様にも提供される予定です。
FedEx Surround®のモニタリング・介入ツールは、フェデックスの既存の輸送ネットワークとシームレスに統合され、フェデックスの充実した配送・追跡ソリューションをさらに強化します。お客様は、Select、Preferred、Premiumという3つのレベルから目的に応じてサービスを選択することができます。本ツールは医療、航空宇宙、ハイテクなど幅広い業界のお客様をサポートし、特別な扱いが必要な貨物輸送の品質、安全性と時間厳守の配送に重要なアップデートや介入を提供します。
FedEx Surround®のモニタリングおよび介入による主要な利点は以下の通りです。
1.柔軟性と管理- FedEx Surround®ダッシュボードがほぼリアルタイムのグローバルな可視性を提供し、AIとSenseAware IDが予測分析を行います。
2.付加価値- 特別な処理コードにより、輸送業務において優先的な積み込みと取り扱い、コールドチェーンの利用、およびネットワーク内外での介入が可能になります。
3.安心感-年中無休の専任スタッフによるお客様へのカスタマイズされたレポートの提供や、ハブ等の各輸送施設や集配所の専任チームによる積極的なモニタリングと介入を保証します。
フェデックスのアジア太平洋地域社長、カワール・プリットは、次のように述べています。
「フェデックスでは、お客様の進化するニーズに対応するため、常にイノベーションを続けています。データに基づくインテリジェントなソリューションとFedEx Surround®の導入により、フェデックスはお客様のためのスマートな物流を構築しています。本ツールは追跡やモニタリング以外にも、リアルタイムでスマートに介入し、貨物に対するリスクを軽減するための積極的な管理なども行います。これは、時間厳守の配送や重要度の高い貨物の配送が必要なお客様にとって、ゲームチェンジャーとなります」
アジア太平洋地域におけるFedEx Surround®のモニタリング・介入ソリューションは、SenseAware IDを含む先進的なセンサー技術とリアルタイムデータ分析を活用し、世界中の貨物に対して継続的なモニタリングと積極的な介入を提供します。フェデックスは長年、センサーベースの物流の先駆者として、緊急かつ価値の高い貨物の高度なトラッキングを提供してきました。SenseAware IDは、軽量でコンパクトなセンサーを使用し、Bluetooth Low Energy(BLE)を介して2秒ごとに正確な荷物の位置データをWiFiアクセスポイントまたはフェデックスネットワーク全体に設置されたゲートウェイデバイスに送信します。また、SenseAware IDセンサーを搭載した荷物は、従来の数十回程度だった貨物スキャンに対し、数百回行われます。これにより、荷物の所在地についてはかつてないほど大量のリアルタイムデータが得られるようになります。
フェデックスのイノベーションへの取り組みは、FedEx Surround®のシステムにおけるAIと機械学習技術の戦略的な活用によって示されています。これらの技術は、配送プロセスにおける潜在的なトラブルを予測し、フェデックスとそのお客様が迅速に情報に基づいた意志決定を下すことを可能にします。FedEx Surround®のモニタリング・介入は、企業が物流を管理する方法を変革し、サプライチェーンに対する可視性と管理能力を強化します。
FedEx Surround®のモニタリングと介入、その他のイノベーションの詳細については、こちらをご確認ください。