フェデラル エクスプレス コーポレーション(米国:以下、フェデックス)は、高校生を対象としたビジネスアイデアコンテスト「2024年フェデックス/ジュニア・アチーブメント インターナショナル・トレード・チャレンジ(以下FedEx/JA ITC)」の国内大会を開催し、上位3チーム(6名)の入賞者を決定しました。入賞した6名は、2024年8月に開催されるFedEx/JA ITCのアジア太平洋地域の国際大会へと進みます。
フェデックスとジュニア・アチーブメント日本は16年間に渡り、学生の能力育成に力を注ぎ、その一環としてITCプログラムを共同で開催しました。プログラムではコンテスト前に、チームワークと世界貿易への理解を深めるワークショップを通して、将来のビジネスリーダーとして成功するための基盤を築く機会も提供しました。
今年の国内大会では、生徒はオーストラリアをターゲット市場とした水資源保全に貢献する製品の市場参入戦略を策定する課題に取り組みました。この課題は、オーストラリアでの熱波が生態系とインフラに影響を与えている現状を鑑みて決定されました。
国内大会での入賞者は以下の通りです。
6名は日本代表として、本プログラムの国際大会に参加する予定です。
1. 学生氏名:小澤美咲、藤澤まりあ(東京都:高校2年生)
ビジネスアイデア:蛇口やホースなどに取り付けて、水の使用量を可視化することができるデジタル節水デバイスを開発。デバイスに搭載されたセンサーで水の使用量を計測し、接続された画面に表情で使用料を知らせる顔のアイコンを表示。小さな子供を持つ親をターゲットに、子供の成長をサポートする製品として訴求。製品は日本で生産することで、メイド・イン・ジャパンの品質と長い製品寿命を両立。
2. 学生氏名:大堀晃、平松利貴(東京都:高校2年生)
ビジネスアイデア:節水とパーソナルケアの向上を融合させた画期的なシャワーヘッドを開発。生成できる泡の量の増加、髪と肌の健康状態の改善、効率的な水の使用など、複数の利点を提供。干ばつや洪水などの水問題に直面しているブリスベン市の大家族をターゲットに、水の消費量17%削減を目標に、水道料金を抑えながら節水意識を高める製品。
3. 学生氏名:黒田心晴、早河桃花(東京都:高校3年生)
ビジネスアイデア:きめ細かい泡を発生させ、満足のいく水圧を維持することで、水の使用量50%削減を目指す革新的なシャワーヘッドを開発。泡を発生させる重要な部品には、錆びにくい真鍮を使用。さらに、微細なミストで皮膚細胞のターンオーバーを促進し、より健康な肌へと導くことで、メインターゲットである健康的な生活意識の高いオーストラリア都市部の人々を支援。
今年の国際大会は8月にシンガポールで開催され、新型コロナウィルス感染症の感染拡大以降で初めて対面式のプログラムに戻ります。大会で日本の入賞者は香港、インド、インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムから参加する学生たちと競い合います。その過程で生徒は、多様な文化を持つ仲間と協力し、アイデアを出し合い、建設的な議論を行う機会を得て将来の学習に生かすことができます。
フェデックスのカスタマーソリューションズ&スペシャルサービス部門マネージング ディレクター、ケン・マクマーンは以下の様に述べています。
「今年の参加者は、経済成長と国際的なビジネスの成長を推進するために必要な忍耐強く取り組む力、創造性、批判的思考といったライフスキルを存分に発揮してくれました。ITCは、将来の起業家やビジネスリーダーを育成し、急速に変化する将来の労働環境に備えられるよう支援するというフェデックスのビジョンと一致しています」
FedEx/JA ITCは、2008年以降、若者に国際ビジネスと貿易に関する理解を深める支援を続けてきました。同プログラムには、これまでに約2,200名の学生 が参加し、100名以上の学生が国際大会に日本代表として参加しています。
2024年FedEx/JA ITCの詳細についてはジュニア・アチーブメント日本のウェブサイトをご覧ください。https://www.ja-japan.org/contests/ITC.html