香港特別行政区、中国、2022年7月29日—フェデックス コーポレーション(NYSE: FDX)の子会社のフェデックス エクスプレス(以下、フェデックス)は、中国・広州白雲国際空港に置くアジア太平洋地域ハブに、新たなフェデックス・華南オペレーションセンターを開設し、広州のゲートウェイを拡張・整備する契約をGuandon Airport Group Logistics Co., Ltd.と締結したことを発表しました。
この華南オペレーションセンターは、41,000平方メートルを超える規模となる予定で、現在の広州ゲートウェイの2倍以上に拡張し、2027年の稼働開始を目指します。同施設は、中国南部のお客様が輸出する貨物を、アジア太平洋地域ハブを通してフェデックスのグローバルネットワークに繋ぐ役割を果たします。また、同ハブに到着する輸入貨物の受領と処理も行います。同オペレーションセンターには、オフィス、最先端の仕分けシステム、輸送業務エリアおよび倉庫が含まれます。1時間当たり最大25,000個の荷物や書類を仕分けることが可能な設備を備え、現在の3倍の仕分け業務効率となる予定です。さらに、最先端のテクノロジーとサステナビリティを考慮した施設設計を採用することで、環境に優しい労働環境を提供します。
フェデックス エクスプレス アジア太平洋、中東、アフリカ(AMEA)地域 社長のカワール・プリットは次のように述べています。
「我々は、アジア太平洋、中東、アフリカ地域のお客様の高まるニーズに対応し、グローバル市場へのアクセスを強化するために、ネットワークとサービスの提供を拡大し続けています。中国は、我々の地域およびグローバルネットワークにとって非常に重要なエリアです。華南オペレーションセンターへの投資は、経済的に大きな可能性を秘めた地域での当社の長期的な成長を支えるものとなるでしょう。広州は、深センと香港を含む珠江デルタ内に位置しています。この地域では、世界の経済大国としての地位をさらに強化する計画に対して、様々な取り組が行われています」
フェデックスの中国における主要なゲートウェイの 1つであるフェデックス アジア太平洋地域ハブ(広州白雲国際空港)は、アジアのお客様を、アンカレッジとメンフィス(米国)を経由する米国および北米ネットワーク、またパリ(フランス)とケルン(ドイツ)を経由するヨーロッパのネットワークへと繋げます。現在、アジア太平洋地域ハブでは週に 210 便以上のフライトを運航し、広州ゲートウェイはこのハブ施設での輸出入貨物量の約 40% を扱っています。
2021年、広東省の州都である広州では、輸出入海外貿易額が1兆800億元[1](1,595億8,000万米ドル)を超えました。これは、生産額が前年比の11.9%[2]増となった中小企業の生産性が理由として挙げられます。新たな華南オペレーションセンターは、現地の中小企業のエコシステムの重要な役割を担うとともに、さらなる成長が期待されています。
昨年、フェデックスはアジア太平洋地域発の大陸間フライトを新たに6フライト追加し、約2,700トンもの米国および欧州向けの貨物輸送能力を増強しました。[3]
[1] http://tjj.gz.gov.cn/tjfx/gztjfx/content/post_8049922.html
[2] http://www.gzns.gov.cn/gznskgx/gkmlpt/content/8/8068/post_8068839.html#9174
[3] https://newsroom.fedex.com/newsroom/fedex-express-increases-capacity-from-asia-pacific-ahead-of-year-end-holiday-peak-2/