世界最大の国際総合航空貨物輸送会社フェデラル エクスプレス(フェデックス、本社所在地:東京都千代田区、北太平洋地区担当副社長:氏家 正道)と特定非営利活動法人JEN(ジェン、本部所在地:東京都新宿区、事務局長:木山 啓子)は、新潟県十日町市池谷・入山集落にて、集落再生プロジェクト「田んぼへ行こう!!」を実施し、2013年のプログラムを完了しました。今年は、6月の「田植え」に始まり、9月に「稲刈りとはざかけ」、10月に「脱穀」を実施し、合計66名のボランティアの方々に参加いただきました。
「田んぼへ行こう!!」プロジェクトも6年目を迎えてボランティアも人数が増え、今ではキャンセル待ちが出るほど、高い関心を持っていただいています。
本プロジェクトは、2004年の新潟県中越地震で被災した池谷・入山集落の復興支援プロジェクトとして2008年に開始し、2011年から被災地復興支援から集落再生プロジェクトへ移行後も、継続した取り組みを行ってきました。震災後6世帯13人だった集落に、今では都会から3世帯5人が移住し、徐々に活気を取り戻しはじめています。現地パートナーであるNPO法人十日町市地域おこし実行委員会は、ボランティア活動を通じて池谷・入山集落で収穫されたコシヒカリを「山清水米」という独自ブランドで直販を行っており、集落の大事な収入源となっております。フェデックスとジェンは、その販売のサポートも行っています。
フェデックス北太平洋地区担当副社長の氏家 正道は「6年という長期にわたって、フェデックスとして、池谷・入山集落を支援し続けられたことを大変誇りに思います。それを可能にするため、多大な協力をいただいたJEN、そして地元住民の皆さまに大変感謝申し上げます。本活動を通じて、フェデックス社員も、池谷・入山の自然や地元住民の温かい歓迎により、多くの元気と仕事への活力をもらっていると感じています」と語っています。
JEN事務局長の木山 啓子は、次のように述べています。「住民の高齢化と体力の衰えが最大の課題であると実感した今年、6年目となった『田んぼへ行こう!!』では、5名もの皆勤賞(3回連続参加)のボランティアが誕生しました。集落の人たちの役に立ちたいと、愛着を抱いてくださったフェデックスの社員が同僚や友人を連れて繰り返し訪問してくださったことは、70代後半が多数の住民にとって、大きな励みになりました。元気あふれるボランティアの存在は、集落再生への大きな希望です。こうして継続的に集落の再生をご支援くださいましたことを深く感謝申し上げます。この活動は、日本中に数多く存在する同様の集落にとっての希望の証しでもあります」