世界最大の国際総合航空貨物輸送会社フェデラル エクスプレス(フェデックス、本社所在地:東京都千代田区、北太平洋地区担当副社長:氏家 正道)と特定非営利活動法人JEN(ジェン、本部所在地:東京都新宿区、事務局長:木山 啓子)は、新潟県十日町市池谷・入山集落にて、本年で5年目を迎える集落再生プロジェクト「田んぼへ行こう!!」を実施しました。今年は、6月の「田植え」に始まり、9月に「稲刈り」、10月に「脱穀」を実施し、計51名のボランティアの方に参加いただきました。
今年の「田んぼへ行こう!!」は、例年と異なり、6月の田植え時に田んぼアートを実施し、9月の稲刈り時には田んぼにくっきりと浮かび上がった「I ♥ お米(アイ・ラブ・オコメ)。」の文字を見ることができました。
本プロジェクトは、フェデックスおよびJENが新潟県中越大震災で被災した池谷・入山集落の復興支援プロジェクトとして2008年に開始され、本年で5年目を迎えます。昨年より被災地復興支援から集落再生プロジェクトへ移行し、継続した取り組みを行っています。新潟名産魚沼産コシヒカリの棚田米「山清水米」の米作りを通して地域の美しい自然を守るだけではなく、集落地域のさらなる活性化も目的としています。
フェデックス北太平洋地区担当副社長の氏家 正道は「5年目を迎えた本プログラムですが、今年は新たに『田んぼアート』にも挑戦し、地域住民の方々に喜んでいただけただけでなく、そのほか、多くの方々に本プログラムについて知っていただく契機を創出できたことを非常に嬉しく思います。社員にとって、農作業を手伝わせていただきながら集落再生に貢献する機会が得られることは素晴らしい体験だと考えます。今後も池谷・入山集落を支援し続けていきたいと思います」と語っています。
JEN事務局長の木山 啓子は、次のように述べています。「今年もフェデックスの社員をはじめ、多くのボランティアの方が池谷・入山集落を訪れてくださったことを本当にありがたく思っています。『復興支援』から始まった『田んぼへ行こう!!』ですが、2010年11月の自立式を契機に、集落住民が中心になって行う『集落再生』へと目的が変わりました。この結果、彼ら自身の村の活性化への期待がさらに大きくなりました。フェデックスは、この活動のみならず、JENが行っている東日本大震災での被災者支援にもご賛同いただき、6カ月の事業期間中に3,000名を超えるボランティア派遣をご支援いただきました。JENによる自立への支援は終了しましたが、日本中に数多く存在する同様の集落にとっての希望でもある池谷・入山集落を、JENはこれからも応援していきます」