世界最大の国際総合航空貨物輸送会社フェデラル エクスプレス(フェデックス、本社所在地:東京都千代田区、北太平洋地区担当副社長:氏家 正道)と特定非営利活動法人 次代の創造工房(所在地:東京都千代田区、代表者:秋澤 志篤)は10月15日(土)に近畿エリアのフェデックス社員計15名を対象としたエコドライブ研修「The Eco Drive in Osaka」を実施しました。
エコドライブ研修は、フェデックスが世界規模で取り組む環境プログラムの一環として日本で始まったもので、現在ではアジア太平洋地域の他の市場でも実践されています。
今回の研修は、ル・マン24時間耐久レースで史上最多出場記録を誇るレーシングドライバー寺田陽次郎氏を特別講師に招き、寺田氏による講演のほか、燃費計測器を搭載した車両の運転を通した環境に優しい省燃費運転の実技演習が行われました。
寺田氏は講義の中で、自身の経験に触れ、マシンもドライバーも限界に挑戦することが求められ、かつ給油量がルールで制限されている耐久レースでは、最終的にはマシンの性能ではなく、ドライバーの技術が勝敗を分けることを紹介し、エコドライブの技術を学ぶ重要性を語りました。
フェデックスの日本/グアム/サイパン業務担当マネージング ディレクターのジェレミー・ゴールドストリッチは、「フェデックスでは全世界で環境負荷を配慮した環境改善に取り組んでおり、2020年までに自社運航機からの二酸化炭素排出量と自社集配車両の燃料効率を、2005年の基準値よりそれぞれ2割改善することを目標にしています。そのため、ボーイング777型フレイターやハイブリッドカー、電気自動車など環境配慮型の輸送手段を順次導入しています。エコドライブプログラムは、業務におけるエコドライブ・トレーニングという位置付けだけなく、社員全員がエコに対する意識を高めるプログラムです。」と述べています。
次代の創造工房代表者 秋沢 志篤は、「地球環境問題は、私たち一人ひとりの心の環境問題と言えます。従って、この問題の解消には、私たち一人ひとりがこういう問題に気づき・考え・行動する舞台づくりやきっかけづくりが必要です。そして、こういう取り組みを一過性ではなく継続し、次代を担う世代に住み良い環境をつないでいくことが大切です。そういう意味で、社員の皆様に、神奈川、東京、名古屋、大阪と継続して舞台を提供され続けるFedEx様の企業としての取り組みはとても有意義で有益なものであると思います。寺田様の講義といすゞ自動車様の技術指導をふりかえり、私どもも肝に銘じて取り組みます。皆様にも業務中はもちろん、日常生活の中でもエコドライブを意識していただきたいです」と述べました。
フェデックスの環境、地域社会、経済性、職場に関する目標と成果を記した「グローバル・シチズンシップ・レポート」の概要は、下記のURLよりご覧いただけます。