フェデックス コーポレーションの国際総合航空貨物輸送会社であるフェデラル エクスプレス(フェデックス、本社所在地:東京都千代田区、北太平洋地区担当副社長:氏家 正道)は、関西国際空港にフェデックス北太平洋地区ハブを開設し、2014年4月1日より稼働を開始しました。
本ハブは、毎時約9000個の貨物の仕分けが可能な設備を備え、アジアから集約した貨物を米国向けに発送するための拠点となり、アジアと米国間、またアジアと欧州間のアクセスも拡大します。フライトルートは米国向け直行便として、インディアナ州 インディアナポリス便が新たに追加されました。また、欧州へもフランス・パリ(成田経由)への定期便が加わりました。
なお本ハブ施設は西日本地域の国際貨物の取り扱いについてもその役割を継続します。拡大した施設での24時間のオペレーションは、お客様のニーズにより柔軟に応えることを可能にします。
総面積39,500㎡の北太平洋地区ハブはオフィスと上屋が直結しており、通関業務、ランプオペレーション、貨物の仕分けや積み替え業務が行われます。フェデックスが重要分野として位置づけ、貨物輸送ニーズの多様化が進むヘルスケア業界の貨物向けには、複数の温度帯で貨物を管理できる冷凍・冷蔵庫および貨物ハンドリングエリアを設置しました。
アジア太平洋地域は米国にとって引き続き重要な貿易相手地域であり、上位10ヵ国の中でも日本、中国、韓国の3ヵ国は、2013年米国の貿易量全体の5分の1以上を占めています[1]。
アジア太平洋地域社長のディビッド・L・カニングハム Jr.は、「世界最大の国際総合航空貨物輸送会社であるフェデックスは、国家間の貨物取引が世界経済の成長に欠かせない中、世界をつなぐ重要なポジションを獲得しています。新しく稼働を開始した北太平洋地区ハブは、我々のネットワークを通じて、日本及びアジア太平洋のお客様にグローバルトレードの機会を与えます」と述べています。
約25,800㎡の施設屋上には、ソーラーパネルが設置されています。これはクリーンエネルギーを活用して環境先進空港を目指す関西国際空港の取り組みに協力し、屋上スペースを有効活用するものです。
[1] Year-to-Date Total Trade, Top Trading Partners –December 2013, :アメリカ合衆国国勢調査局、2014年2月6日