Asia Pacific, Middle East & Africa (AMEA)

JAアジアパシフィック カンパニー・オブ・ザ・イヤー大会で、フィリピンの若き起業家たちがフェデックス・アクセス・アワードを受賞

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香港、2017年2月23日—ジュニア・アチーブメント(JA)が行う「アジアパシフィック カンパニー・オブ・ザ・イヤー」の決勝大会が東京で開催され、フィリピン代表の学生企業ヒラヤの十代の起業家たちが、「フェデックス・アクセス・アワード」を受賞しました。貨物輸送会社であるフェデックス エクスプレス(FedEx)が後援するフェデックス・アクセス・アワードは、世界中のビジネスやコミュニティにアクセスできることの重要性を、参加者たちにより深く理解してもらうことを目的としています。この賞は、雇用を生み出し、小規模なビジネスを育成し、さまざまな市場に進出し、環境を改善できる可能性が最も高いと評価されたビジネスアイデアを生み出したチームに授与されます。

チームヒラヤはパイナップルからできた素材と合成皮革を用い、多才で革新的、かつ耐久性に優れた高品質なオフィスバッグ「ピナ・バッグ」というアイデアを提案しました。

フェデックス・アクセス・アワードの他に、アジアパシフィック JAカンパニー・オブ・ザ・イヤー賞の受賞者も発表されました。最優秀賞は、圧縮されたもみ殻からつくられたデバイス・スタンドで、さまざまな日用品を整理するためにも使用できる、持続可能性に優れた多機能なボードというコンセプトが評価されたタイ代表のチームKASCAが獲得しました。第2位には、実用的で多機能、かつ極めて耐久性に優れた民族的なバッグというアイデアを提案したチーム、ゴールデン・グレート・ガネシャ・ステューデント・カンパニー(3G SC)が選ばれました。第3位には、主にペット向けにデザインされているものの、子どもや男性もアクセサリーとして使うことができる手作りの蝶ネクタイを企画したグアム代表のカラー・クチュールが入りました。

2011年に始まったアジアパシフィック JAカンパニープログラムは、高校生に経済教育とビジネススキルを提供することによって、実際のビジネスを企画・運営する能力を身につけることを目的としています。今年は13の市場(ブルネイ、中国、グアム、香港、インドネシア、インド、日本、カザフスタン、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ)から19の学生企業が参加しました。

フェデックス エクスプレスのアジア太平洋地域社長カレン・レディントンは以下のように述べています。「アジア太平洋地域のJAカンパニープログラムへの支援を続けることができ、フェデックスは大変光栄に感じています。同プログラムは、学生たちの成長を促し、現実のビジネス界で活躍するための経営スキルと経営能力を習得できる、貴重で有意義なプログラムです。とりわけフェデックス・アクセス・アワードは、かつてないほど発達した現代のコネクティビティによって、企業とコミュニティがどれほど多くの恩恵を受けられるかを示すものです。かつて海外に進出しようと苦労を重ねていた企業も、今では遠く離れた場所や時間帯にいるお客様ともつながることができます。この事実は、本プログラムに参加した学生たちもすでに理解しています」

JAアジアパシフィック 代表ヴィヴィアン・ラウ氏は語ります。「私たちの代表的な活動であるカンパニープログラムに参加した高校生たちが、今回の経験から多くを学び取っていく様子を見るのは、毎回のことですが、とてもうれしいです。学生たちは、相互に結びついた現代のグローバル経済が持つ可能性について、具体的で実用的な経験を得ることができます。彼らの中には学者になる人や企業に就職する人、そして実際に起業家になる人もいることでしょう。いずれにせよ今回の経験は、彼らの将来のキャリアに大きな利益をもたらすはずです」