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集落再生プロジェクト「田んぼへ行こう!!」 18名のボランティアが新潟県で稲刈りとはざかけボランティアを実施

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世界最大の国際総合航空貨物輸送会社フェデラル エクスプレス(フェデックス、本社所在地:東京都千代田区、北太平洋地区担当副社長:氏家 正道)と特定非営利活動法人JEN(ジェン、東京本部事務局:東京都新宿区、理事・事務局長:木山 啓子)は、9月27日(金)〜9月29日(日)に新潟県十日町市池谷・入山集落において本年で6年目を迎える集落再生プロジェクト「田んぼへ行こう!!」の第2回「稲刈りとはざかけ」を実施しました。

今回、フェデックス社員と、全国各地から集まった学生や社会人などのボランティア計18名が、地元農家の方の指導の下、6月の田植え時に植えた稲の刈り取り(手刈り)と刈り取った稲を天日干しする「はざかけ」を行いました。農作業だけでなく、地元のお母さんによる料理教室も実施され、ボランティア活動を通じて、参加者は池谷・入山集落の自然やふれあいを楽しみました。

このプロジェクトは、2004年の新潟県中越地震で被災した池谷・入山集落の復興支援プロジェクトとして2008年に開始しました。 2011年から被災地復興支援から集落再生プロジェクトへ移行し、継続した取り組みを行っています。震災後6世帯13人だった集落に、今では都会から3世帯5人が移住し、徐々に活気を取り戻しはじめています。現地パートナーであるNPO法人十日町市地域おこし実行委員会は、ボランティア活動を通じて池谷・入山集落で収穫されたコシヒカリを「山清水米」という独自ブランドで直販を行っており、集落の大事な収入源となっております。フェデックスとジェンは、その販売のサポートも行っています。

フェデックス北太平洋地区担当副社長の氏家 正道は、「長期にわたってフェデックスが『田んぼへ行こう!!』プロジェクトを通じ、限界集落の再生に貢献できているのは、パートナーのJENおよび現地NPO法人の十日町市地域おこし実行委員会を通じた地元住民の協力のおかげだと大変感謝しています。ボランティアから帰って来た社員たちのはつらつとした笑顔に触れるたび、この活動が社員の喜びにもつながっていると実感します」と語っています。

JEN理事・事務局長の木山 啓子は、次のように述べています。「フェデックス様のこのプロジェクトへの、継続的なサポートを本当にうれしく思います。6年目の今年、集落の方の高齢化による体力の衰えを実感しています。一方、リピーターとなった社員ボランティアの皆様は、初参加者をリードしたり、力仕事をかってでたりと、さまざまな場面で活躍してくださっています。参加者からも、『人手として役にたててうれしい』といった声が聞かれます。住民とボランティアが力を合わせて集落の再生に挑むこのプロジェクトでは今年、住民の体力の衰えと戦う、という新たな課題に直面しています。とりまく様々な課題の解決に、このプロジェクトが貢献できるように、JENはこれからも応援してゆきます」

≪「田んぼへ行こう!!」実績≫ ※2008年の「田んぼへ行こう!!」スタート時~2013年4月現在

  • 過去5年間で287名のボランティアを受け入れ
  • 3世帯(計5名)が集落に移住