Asia Pacific (Japanese)

フェデックスとジュニア・アチーブメントによる「カンパニー・オブ・ザ・イヤー」第1回アジア太平洋地域大会が閉幕

フェデラルエクスプレス(フェデックス、アジア太平洋地域社長:ディビッド・L・カニングハムJr.)が協賛するジュニア・アチーブメント「カンパニー・オブ・ザ・イヤー」第1回アジア太平洋地域大会が2011年1月17日(月)から19日(水)に香港で開催され、トルクメニスタン代表の学生企業Cozy Careが最優秀賞を獲得した。

ジュニア・アチーブメント「カンパニー・オブ・ザ・イヤー」大会は高校生に起業家精神を育み、ビジネススキルを身につけてもらうことを目的に実施しているイベントで、初となるアジア太平洋地域大会には日本、グアム(米国)、香港、インド、インドネシア、マレーシア、シンガポール、スリランカ、タイ、トルクメニスタンの10カ国から15歳~19歳の学生企業チーム13チーム、計65名が参加した。

「カンパニー・オブ・ザ・イヤー」大会は、世界最大の国際総合航空貨物輸送会社であるフェデックスと若い世代に経済な成功を納める力を与えるために尽力する世界最大の経済教育団体である米ジュニア・アチーブメント・ワールドワイドが共同で運営している。

最優秀賞に輝いたCozy Careは、持ち運び可能ないつでもどこでも座ることができる革新的かつ心地よいクッション「Care Cushions」を開発した。Cozy Care社員は、緊密なチームワークで、個人の強みを生かし、5か月という期間で、利益を生み出した。

第2位に選ばれたのはタイ代表のThe Herdで、タイを訪問する観光客をターゲットとした、役に立つタイ語-英語のフレーズ集を商品化した。手編みのリサイクルボックスなどエコ商品を打ち出したマレーシア代表のAthena Enterpriseと独創的なデザインのトランプとポストカードで香港の伝統文化を宣伝した香港代表の60m3が第3位を獲得した。

加えて、抗菌作用のあるハンドジェルを商品化したタイ代表のSKIPCOが「フェデックス・アクセス・アワード」を受賞した。フェデックス後援の本賞は、学生に対するグローバルアクセスの価値や影響力の理解支援を目的としており、フェデックスの特別選考委員が雇用創出や小規模ビジネスの成長、世界規模の開発拡大、ならびに環境改善にもっとも大きな可能性をみせたSKIPCOに授与した。

大会期間中、フェデックスの社員ボランティア17名がファシリテーターとして参加し、学生がグローバルアクセスのコンセプトを理解するのを支援したほか、「フェデックス・エンプロイ・チョイス・アワード」の評価・選考をした。「フェデックス・エンプロイ・チョイス・アワード」には、フェデックス社員に深い印象を残したグアム代表の学生企業iLandが選ばれた。

フェデックスのアジア太平洋地域社長であるディビッド・L・カニングハムJr.は、「学生起業家の皆さんが発揮してくれた熱意と意気込みに大変感銘を受けました。彼らの成果が如実に物語るのは、世界規模の成長・雇用創出・環境管理を実現する企業を設立するにあたって、アクセスが強い働きを果たすということです。『フェデックス・アクセス・アワード』はアクセスの影響力を最も的確に具体化した企業チームを称える賞で、次代の起業家育成に向けてフェデックスが手掛けている取り組みの一つです」述べている。

ジュニア・アチーブメント香港支部代表のビビアン・ラウは、「今回はジュニア・アチーブメント『カンパニー・オブ・ザ・イヤー』初のアジア太平洋地域大会でしたので、なおさら学生企業チームの質の高さに感心しました。すべてのチームが素晴らしい独創性と創造力、チームワーク、そしてコミュニケーション能力を発揮しました。ここに集まった若きリーダーが将来ビジネスの世界で課題に直面したときに、今回の経験が役に立ってくれると信じています。また、この経験は彼らが将来成功する可能性を高めてくれるに違いありません」とコメントしている。

フェデックスはアジア太平洋地域のほかに、北中米、カリブ地域、欧州、アフリカにおいて、ジュニア・アチーブメント「カンパニー・オブ・ザ・イヤー」を協賛している。