Asia Pacific (Japanese)

フェデックス、中国最大の営業所を上海に開設

世界最大の国際総合航空貨物輸送会社フェデラル エクスプレス(フェデックス、本社所在地:東京都千代田区、北太平洋地区担当副社長:氏家 正道)は、上海に新営業所を正式に開設したことを発表しました。フェデックスのなかで中国最大となるこの新営業所は中国の顧客ニーズの高まりと貨物量の伸びに対応するものです。

浦東三林地区に開設した新営業所の敷地面積は5,140平方メートルで、黄浦区・静安区・南匯区・奉賢区、ならびに浦東新区の一部の国際航空貨物の集配業務を行います。

新営業所は90名を超える社員を擁し約70台の集配車両を備えているほか、1時間当たり最大3,500個の貨物仕分能力を有する最新の輸出入貨物の仕分けシステムを装備しています。同営業所で取り扱う貨物はすべて上海・浦東国際空港にあるフェデックスのゲートウェイを経由して当社のグローバルネットワークと結ばれ、世界220以上の国・地域に届けられます。

フェデックスのアジア太平洋地域社長のディビッド・L・カニングハムJr.は「経済成長が鈍化する欧米諸国とは対照的に、中国は世界経済をけん引し続けています。上海での営業所新設に伴い、中国東部のお客様は拡大するアジア太平洋地域内の国際貿易の恩恵を享受できるようになります。またこの新営業所の設立は、中国における業界最高のサービス提供に向けた当社の継続的な取り組みを示す一例です」と述べています。

主力貿易拠点である上海は中国で最も急速な発展を遂げている経済都市の1つで、今後も堅調な成長が続くと見込まれています。上海の2011年上半期の輸出入総額は前年同期比21%増の約2,078億9千万米ドルを記録しています※1

またフェデックスは上海の市場成長と事業ニーズに対する支援策の一環として、6月に上海空港集団と上海・浦東国際空港内の貨物などの取り扱い施設の拡張に向けた戦略的協業に関する覚書を締結しました。

フェデックスは現在、上海において、浦東国際空港内に国際航空貨物用ゲートウェイを1カ所、国際航空貨物用営業所を5カ所、中国国内貨物用ディストリビューションセンターを1カ所、中国国内貨物用営業所を2カ所展開しています。

※1 出典:上海統計局