Asia Pacific (Japanese)

フェデックス、調査結果を発表
ECショッピングイベントが企業の年末商戦攻略の鍵に

페덱스, ‘연말 쇼핑 트렌드’ 조사 결과 발표

フェデラル エクスプレス コーポレーション(米国:以下、フェデックス)は、アジア太平洋地域および欧州の企業と消費者を対象に、年末のホリデーシーズン期間における購買動向と意識に関する調査を行いました。

本調査は、2025年9月に実施され、アジア太平洋地域13市場の中小企業850社および欧州9市場の中小企業1,200社以上を対象としています。企業のホリデーシーズンに対する売上見通しと、消費者の購買傾向、および懸念事項を明らかにしています。

調査によるとアジア太平洋地域の中小企業の70%以上、欧州の中小企業の80%以上が今年のホリデーシーズンで前年を上回る売上を見込んでいます。日本の中小企業の80%も昨年と同等、もしくはそれ以上の売上を予測しています。また、アジア太平洋地域の中小企業の多くは、欧州からの需要に備えて9月から準備を進めています。

越境ECと主要なオンラインショッピングイベントが需要を牽引し、アジア太平洋地域の消費者の88%が、ホリデーショッピングの4分の1以上をオンラインで行う予定で、53%が昨年よりオンラインショッピングの割合を増やすと回答しています。中国や台湾のダブル11やブラックフライデー、サイバーマンデーなどの大型セールイベントは特に影響力が大きく、アジア域内の83%の消費者がホリデー期間の購入計画にこれらを組み込んでいます。企業もそれに応じて戦略を立てており、アジア太平洋地域の中小企業の91%、欧州の中小企業の83%が、ECのショッピングイベントは季節需要を取り込むうえで不可欠と捉えています。日本の中小企業でも72%が同様の見解を示しており、ホリデーシーズンにおけるオンライン販売の重要性がさらに高まっています。

アジア太平洋地域の消費者は配送スピードと価格を重視
アジア太平洋地域の消費者は欧州製品への関心が高い一方、商品ラインナップに加え、配送スピードとコストを最重視しています。

前年の主な課題として、配送遅延(55%)と高額な配送コスト(45%)が挙げられており、EC事業者には物流パフォーマンスと顧客体験の改善が求められています。

また、このような懸念は消費者の購買行動に影響をもたらします。アジア太平洋地域の消費者の半数以上は、配送コストの低減(53%)や配送時間の短縮(50%)が実現すれば、欧州の販売事業者から購入する可能性が高まると回答しています。

両地域の企業は、高まる消費者の期待に応えるべく取り組みを強化しています。アジア太平洋地域の中小企業の29%と欧州の中小企業の33%が、越境需要に対応するためフルフィルメント(商品の受注から配送までの一連のプロセス)と配送業務の強化に取り組んでいます。また、アジア太平洋地域の中小企業の34%と欧州企業の32%がカスタマーサービス面の改善を進めています。日本の中小企業では18%がフルフィルメントと配送改善に投資し、28%がカスタマーサービスの向上に取り組んでいます。加えて、アジア太平洋地域と欧州の中小企業の85%、日本の中小企業の42%が、今年のホリデーシーズンにおける期限内の配送に自信を示しています。

中小企業を支援する統合型EC・デジタル物流ソリューション
フェデックスのアジア太平洋地域 マーケティング&カスタマーエクスペリエンス上級副社長、サリル・チャリは、次のように述べています。
「アジア太平洋地域では、クリスマスから旧正月までギフトシーズンが続き、世界でも有数の活発な越境取引のピークを迎えます。アジア太平洋地域と欧州で越境ECが急増する中で、事業者は売上最大化に向けて準備を進めています。フェデックスは、広範な輸送ネットワークやスマートで直感的なデジタルソリューションを通じて、ホリデーシーズンにおける配送の効率化と顧客体験向上を支援し、競争の激しい環境下でもお客様が成功できるよう後押しします」

また、日本におけるフェデックスの代表者、マネージングディレクターの久保田 圭は、以下のように述べています。
「ホリデーシーズンは、日本の中小企業が世界中の消費者に製品をアピールする絶好の機会です。我々はグローバルネットワーク、信頼性の高いサービス、便利なデジタルツールの提供を通じてフェデックスのPurple Promise(すべてのお客様に最高のフェデックス体験を)を体現し、お客様が海外の購入者に確実に商品と喜びを届けられるよう支援します。」

フェデックスの包括的なECソリューションは、EC事業者の注文処理の効率化を支援します。ShopifyやBigCommerceなどの大手ECマーケットプレイスと連携可能なShip Managerプラットフォームを利用することで、EC事業者は受注から出荷準備や書類管理をオンラインで一貫して管理できます。注文量が急増するホリデーシーズンでは、こうした使いやすく効率的な仕組みが重要です。

消費者の配送スピードと信頼性に対する期待が高まる中、フェデックス・インターナショナル・コネクト・プラス(FICP)のようなEC向けの配送サービスは、アジア太平洋地域内だけでなく、米国や欧州への配送にも対応し、事業者の効率的な海外発送を支援しています。 FICPは通常1〜3営業日[i]で費用対効果の高い配送を実現し、迅速な配送を求める消費者のニーズへの対応を可能にします。

フェデックスはラストマイル輸送の重要性を認識しており、アジア太平洋地域全体に260,000個のスマートロッカーを設置し、不在時でも安全に受け取ることができる環境を整えています。さらに、カスタマイズ可能な配送オプションに加え、FedEx® Delivery Manager International写真付きの配達証明(Picture Proof of Delivery:PPOD)などのデジタルツールを使ったダイレクトメッセージや追跡機能を通じて、消費者は荷物が玄関まで確実に配達されたことを確認できます。

本調査について
本調査は2025年9月、Milieu Insight社がアジア太平洋地域の13市場(オーストラリア、ニュージーランド、中国、香港、インドネシア、日本、マレーシア、フィリピン、シンガポール、韓国、台湾、タイ、ベトナム)にて、またMortar Research社が欧州9市場(英国、フランス、スペイン、トルコ、オランダ、ポーランド、イタリア、ベルギー、ドイツ)にてオンラインで実施しました。国際取引を行う欧州企業1,205社、および欧州向け取引を行うアジア太平洋地域の中小企業850社から回答を得ています。レポート全文(英文)はこちらからダウンロードいただけます。

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