フェデラル エクスプレス コーポレーション(米国:以下、フェデックス)は、高校生を対象としたビジネスアイデアコンテスト「2025年フェデックス/ジュニア・アチーブメント インターナショナル・トレード・チャレンジ(以下、FedEx/JA ITC)の国内大会を開催し、上位3チーム(6名)の入賞者を決定しました。入賞者は、2025年8月に開催される FedEx/JA ITCの国際大会に進出します。
フェデックスとジュニア・アチーブメント日本は17年間にわたり、日本の次世代を担うビジネス人材の育成に取り組んできました。フェデックスとJAが実施するITCは、世界貿易に焦点を当てたチームでのアクティビティや専門的なワークショップで構成されています。このプログラムでは、若き起業家が将来の成功に必要なスキルを育む機会の提供を目的としています。
今年の大会で参加生徒は、中国をターゲット市場とした、ファストファッション商品の返品による廃棄を削減する持続可能なソリューションの提案に挑みました。参加生徒のアイデアには、現代の国際社会が求める持続可能なビジネスのあり方への深い理解とともに、優れた多面的思考力や創造性が色濃く反映されていました。
国内大会の入賞者は以下の通りです。
この6名は日本代表として、本プログラムの国際大会に参加する予定です。
氏名及び学校所在地: 蒲地樹さん、川俣晴輝さん (東京都)
製品名: DimensionView
ビジネスアイデア: スティック状の機械をTV等のモニターに差し込み、画面に原寸大の洋服を表示させる。原寸大で確認することでサイズの間違いを減らし、洋服の返品率を下げる商品。
氏名及び学校所在地: 早川智晴さん、元石唯さん (東京都)
製品名: SnapFit
ビジネスアイデア: 身体のサイズを計測するとデータがアプリに取り込まれ、自身のアバターに洋服を着させて確認できる商品。サイズが合わないことや似合わないことが理由で発生する返品率を下げる目的。
氏名及び学校所在地: 山本すみれさん、清水理世さん (東京都)
製品名: StitchSnap
ビジネスアイデア: 中国の推し活ブームに注目した商品で、好みの写真等のプリントをTシャツやバック等に貼り付けて楽しむことができる。廃棄された洋服の生地を活用することで返品による廃棄を削減する商品。
日本の入賞者はシンガポールで開催される国際大会で、他国・地域の生徒とチームを組み、香港、インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムから参加する学生と競い合います。日本代表の生徒にとって、国際大会は多様な文化的背景を持つ仲間と協力し、アイデアを出し合い、建設的な議論を交わす貴重な機会です。
フェデックスのアジア太平洋地域 カスタマーソリューションズ&スペシャルサービス部門 マネージング ディレクターのケン・マクマーンは以下のように述べています。「今年参加した皆さんの創造性と熱意には、心から感銘を受けました。テーマに取り組むなかで発揮された論理的思考や革新的な発想は、日本のみならず世界の経済成長を促進するうえで重要な役割を担う未来のビジネスリーダーとしての可能性を示しています。ITCは、生徒が複雑なグローバル市場と不確実性の高まる将来を乗り越えるために必要なスキルと自信を身につけるうえで、非常に重要な取り組みです。」
FedEx/JA ITCは2008年にはじまり、若者が国際貿易に関する理解を深める支援を続けています。同プログラムにはこれまでに約2,400名の高校生が参加しました。
FedEx/JA ITCの詳細についてはジュニア・アチーブメント日本のウェブサイトをご覧ください。https://www.ja-japan.org/contests/ITC.html.