シンガポール、2026年8月20日 – フェデラル エクスプレス コーポレーション(以下、フェデックス)は、ジュニア・アチーブメント(JA)と共同で、シンガポールにて開催した「2026年 FedEx/JA インターナショナル・トレード・チャレンジ(以下、FedEx/JA ITC)」のアジア太平洋大会の受賞者を発表しました。本年は、アジア太平洋地域の若者に起業、ビジネス、国際貿易に関するスキルを身につける機会を提供してきた本プログラムの20周年という節目の年を迎えます。
今年のFedEx/JA ITCには、香港、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイの8つの国・地域から4,000名以上の学生が参加しました。
アジア太平洋地域大会には48名の学生がシンガポールに集まり、カンボジアをターゲット市場として、使用済みの包装資材を再利用し、地域社会に経済的、環境的、または社会的な価値をもたらす革新的で持続可能な製品の市場参入戦略を策定するというテーマに取り組みました。持続可能な未来の実現に向けて企業が果たす役割や、製品が環境に与える影響について消費者の間で議論が高まるなか、今回は特に意義深いテーマとなりました。参加した学生は、多様な文化への理解を深めるため、異なる国・地域出身の2名1組でチームを編成し、シンガポールを代表する起業家や中小企業経営者で構成された審査員に向けてアイデアを発表しました。
フェデックス アジア太平洋地域社長のサリル・チャリは、次のように述べています。
「FedEx/JA インターナショナル・トレード・チャレンジが20周年を迎えるにあたり、アジア太平洋地域の何千人もの若者の成長に長年にわたって貢献してきたことを大変誇りに思います。
学生に国際貿易について学ぶ機会を提供する取り組みとして始まった本プログラムは、今では起業家としての思考力、異文化間の協働、そして現実の課題を解決する力を育む場へと発展しました。今年のファイナリストが示した才能、創造性、そしてグローバルな視点を目の当たりにし、次世代のビジネスリーダーに大きな期待を寄せています。」
優勝したのは、インドネシア出身のFarra Santosoさんと韓国出身のHarry Jangさんで構成されるTeam Ascentです。産業用梱包材の再生素材を活用した軽量の遮熱シールドという革新的なアイデアで、審査員から高い評価を得ました。カンボジアの暑熱環境に合わせて設計されたこのソリューションは、電力を使用することなく既存の建物への熱の流入を抑え、工場のエネルギーコスト削減、作業者の暑熱対策、そして廃棄物の削減に貢献します。
準優勝には、日本代表として参加した廣實真仁さんとマレーシア出身のSara Nileshkumar JasaniさんからなるTeam Bakseiと、フィリピン出身のMinette Cabalunaさんとインドネシア出身のRayden Cleverson SuhardiさんからなるTeam Ventraの2チームが選ばれました。Team Bakseiは、廃棄された軟質プラスチック包装材を、耐久性が高く洪水に強い透水性タイルへと再生するソリューションを開発しました。Team Ventraは、再生プラスチック廃棄物を活用したモジュール式の冷却ソリューションで、電力を使用せず室内温度を下げる提案をしました。
優勝チームのFarra SantosoさんとHarry Jangさんは、次のように述べています。
「2026年 FedEx/JA インターナショナル・トレード・チャレンジで優勝できたことは、忘れられない経験となりました。異なる国・地域の仲間と協働することで、自分たちの視点だけにとらわれず、グローバルに通用するソリューションを考えることが求められました。大会を通じて、国際貿易、サステナビリティ、テクノロジー、そして異文化への理解が、実際のビジネス課題を解決する上でどのように結びついているのかを学びました。プログラムが20周年を迎える節目の年にこの成果を収めることができ、一層意義深く感じています。また、業界のリーダーから学び、アジア太平洋各地の優秀な学生と交流する機会を得られたことに感謝しています。」
JAアジア太平洋地域プレジデント兼CEOのVivek Kumar氏は、次のように述べています。
「今回の受賞者、そして48名のファイナリスト全員が、FedEx/JA インターナショナル・トレード・チャレンジが目指してきた成果を体現しています。大胆なアイデアを持ち、文化の違いを越えて協働する勇気を備え、教室で得た学びを現実のビジネス課題の解決につなげることができる若者たちです。本プログラムが20周年を迎えるなか、彼らの成果は、アジア太平洋地域における貿易と起業の未来が、すでに若者たちの手によって形づくられ始めていることを力強く示しています。」
今年のアジア太平洋地域大会では、プログラムの20周年を記念して、いくつかの新たな取り組みも導入されました。初めて、アジア太平洋地域10市場の4,000名以上の学生から回答を得た広域調査の結果をプログラムに反映し、職業に向けた準備、起業家としての能力、国際貿易に関する理解、人工知能(AI)に対する意識について貴重な洞察を得ました。また、20年にわたる本プログラムの卒業生がメンター、審査員、スピーカーとして参加しました。過去と現在の参加者をつなぐ有意義な交流の機会を創出するとともに、本プログラムが長年にわたり生み出してきた成果を示すものとなりました。
フェデックスは、次世代のリーダーの成長を支援する上で、メンタリングへの投資が重要であると考えています。賞品に加え、2026年のアジア太平洋地域大会の受賞者には、世界の商取引についての理解をさらに深める特別な機会として、それぞれの国・地域にあるフェデックスのオペレーション施設を訪問し、フェデックスのチームメンバーと直接交流する機会が提供されます。この実地体験を通じて、物流、サプライチェーンマネジメント、国際貿易について貴重な知見を得るとともに、本プログラムで培った起業家としてのスキルをさらに深めることができます。
FedEx/JA ITCは、フェデックスとJA Asia Pacific(JA Worldwideの一員)が共催するプログラムです。今年で20周年を迎え、これまでにアジア太平洋地域の54,000名以上の学生が、教室での学習、起業家教育、実践的な国際ビジネス課題への挑戦を組み合わせた本プログラムに参加してきました。ビジネス、経済、国際貿易、チームワーク、問題解決に関する実践的なスキルを身につけることで、相互のつながりがますます深まる世界経済において、若者が将来活躍できるよう支援しています。
フェデックスはJA ITCを通じて若い起業家を支援することに加え、アジア太平洋地域の中小企業を支援するスモールビジネス助成金コンテスト(英文)も実施しています。